【富士宮市】石を見てたらお腹が空いちゃった?!~見るものすべてに不思議がいっぱいの『奇石博物館』~
子供の頃、仲良しの友達とどうしても行きたくなって歩いて行った『奇石博物館』。辿り着いた時にはもう閉館間近でした。
入館受付終了の看板を出している受付の女の人が半べその私達を見つけ、「急いでなら見てもいいよ」と声をかけてくれて、館内に入れてくれました。帰りは暗くなってしまうからと、通っていた小学校の入口まで送ってもらい…思い出深い奇石博物館。
それから石のファンになった私は、高校、大学と奇石博物館のイベントアルバイトとして採用してもらい、石のペンダント作りなど子どもたちと楽しみながら働かせてもらいました。
あれからだいぶ時が経ち…久し振りに訪れた奇石博物館。外にある石化した木の化石や、恐竜ブラキオサウルス、オレンジ色の建物。あの頃と変わっていないと心をときめかせて、入場券を購入しました。
入口を入ると、理科の資料室みたいなイメージから一転。おしゃれな感じになっていました。
石の解説コーナーは、変わらないままで、スタッフさんが不思議な石を目の前で見せてくれながら解説してくれました。
奥へ進むと魔法使いの映画のワンシーンみたいな展示室になっていて、所狭しと化石が展示されています。
大きなモササウルスも化石もあり、迫力満点です。
化石の世界を過ぎると今度は奇石が並びます。触るとふわふわしているというオケン石や桜の花の形をしているさくら石、サイコロのように綺麗な正六面体の黄鉄鉱など、石の想像を超えたものばかり。
中でも私が驚いたのは、猪肉石!こんな石があったら焼いて食べちゃう!
「パテスリーキセキ」の展示ブースではお菓子と見分けがつかない石が展示されていて、見ていてお腹が空いてきました。
他にも鬼滅の刃に登場した石や、アニメに登場した石の紹介。
光る石など、私達が思っている石の常識を超えた石が勢ぞろいでした。
見るもの全てに不思議がいっぱいの奇石博物館。石の魅力に子供も大人も引き込まれます!
普段何気なく足元に転がっている石ころも視野を変えれば、驚きや発見をもたらすことを教えてくれる奇石博物館。
驚きや発見って幸せを感じる時間に似ているような気がして、ふと足元に転がる石を手に取って光にかざしてみると、普通の石でさえとても貴重なもののように感じて、子どもみたいにそれをポケットにそっとしまいました。
奇石博物館
住所:富士宮市山宮3670
TEL:0544-58-3830
開館時間:9:00~16:30※入館は16:00まで
※4月29日~5月8日は9:00~17:00
ただし、5月2日、6日は9:00~16:30
※1月1日~1月3日は10:00より開館
休館日:水曜日(祝日の場合は木曜日)
年末休館日:12月24日~12月31日
冬季休館日:1月23日~ 1月27日
※7月20日~8月31日は、毎日オープン
入館料:大人/700円 小中高生/300円 幼児/無料