台風6号が発生 日本付近へ北上の可能性も
4日午前3時、台風6号が発生しました。今年は、平年よりかなり早いペースで、台風が発生しています。台風は今後、北上を続けて、日本の近くまで進む可能性もあります。
台風発生 44年ぶりの早さ
今年は台風が多く、5月上旬で早くも6号が発生しました。平年だと、6号に達するのは7月ですから、2ヶ月も早い状況です。
5月上旬で台風6号まで発生したのは、1971年以来44年ぶりです。
太平洋中部・西部の熱帯域の海水温が平年より高いことが、台風発生が多い一因となっています。
今年は台風の上陸が多くなる?
過去、発生のペースが早かった年の台風は、どうだったのか調べました。
今年と同じく、4月末までに5個の台風が発生した年は、統計が残る中では過去3回(1965年、1971年、2014年)。10年ぶりに台風が4個上陸した昨年をはじめ、1971年が4個、1965年が5個と、いずれの年も上陸数は平年を上回っています。
過去の統計だけでは、先を予測できないのが天気予報の難しさではありますが、気にはしておきたい傾向です。
台風6号が日本へ近づく可能性も
台風は、数多くの予測データを見たうえで、進路などを絞り込みますが、一部のデータが、来週前半に日本のすぐ南まで台風6号が北上するという計算をしています。
過去には、4月に九州に台風が上陸したこともありますし、5月は平均すると2年に一回くらい、台風は日本に接近しています。
仮に台風が北上してきたとしても、日本付近の海水温はまだ低く、勢力はすぐに落ちます。
ただ、台風はある程度北上すると、大量の水蒸気を運び込み、大雨の原因となることもあります。どのあたりまで北上してくるのか、目が離せない台風です。