【泉佐野市】来園者6000人超えの「小さなコスモス畑」山懐に抱かれた花畑は唯一無二の絶景 今週末見頃
「日根荘(ひねのしょう)大木の里 コスモス園」では、秋の風物詩のコスモス畑が見頃を迎えています。
山懐に抱かれた伝統的な農村景観の中にぽっかり浮かぶ花畑は、ここでしか見られない唯一無二の絶景。720平方メートルの観賞用エリアでは、山々を背景に間近に迫るコスモスの迫力が味わえます。
「日根荘大木の里 コスモス園」
2024年10月5日(土)~10月20日(日) 9時~16時(最終入場15時40分)
(雨天時、休園の場合あり)
入場無料
開園10周年を迎える「日根荘大木の里 コスモス園」
「大木地区の自然豊かな環境を楽しんでもらいたい」と大木まちづくり協議会が中心となり、大木地区の方々のご協力のもと活動を続けている“休耕田を活用したコスモス園”が、今年 開園10周年を迎えます。
小さい規模ながらも唯一無二の景観のコスモス畑は、年々来園者数を増やし、昨年は「6107人(開園当初の約3.5倍!)」もの人が訪れました。
大木地区は、「国史跡『日根荘(ひねのしょう)遺跡』」の一部にして、平成25年に大阪府で初めて「国の『重要文化的景観』」に選定された地区でもあり、郷愁を感じさせる伝統的な農村景観に広がるパステルカラーの世界は、とてもメルヘンチック。取材日(10月15日)も風にたゆたう色とりどりのコスモスに魅了される人たちで賑わっていました。
「日根荘大木の里 コスモス園」には、「観賞用」と「摘みとり用」の畑があり、毎年 合わせて5万本ほどのコスモスが咲き誇ります。
取材日は、8~9分咲きほどでしたが、蕾も多く見受けられ今週末に満開を迎える予感。
園内には整備された通路があり、背丈ほどのコスモスに囲まれて散策を楽しむことができます。また、今年から新たに写真撮影用のベンチも登場。
すこし照れながらもポーズを決めてスマホにおさめる様子はとても楽しそうでした。
(恥ずかしい! と撮影はNG)
もうひとつのお楽しみ「コスモス摘み」
「日根荘大木の里 コスモス園」のもうひとつのお楽しみが「コスモス摘み」です。
下の「摘みとり用の畑」で好きなコスモスを摘んで持ち帰ることができます。(1本20円 お一人様5本まで)
連休最終日までに3000本ものコスモスが摘みとられたそうで、この体験ができるのも「日根荘大木の里 コスモス園」の魅力のひとつ。子どもと一緒に花摘みを楽しんだあと、おうちに帰って好きな花瓶に生けるのもいいですね。色の組み合わせ、花と蕾のバランスでセンスがわかる?
地元のお米や野菜の販売、初出店のカフェも
駐車場入って右手スペースにある受付では、地元農家の方が栽培した「減農薬米」や「野菜」の販売、大木地区の過疎化を懸念し村おこしのボランティアをおこなう「まぜの力持ち」では、「やきそば」や「コスモス色のドリンク」(どんな色かはお楽しみに!) の販売もあり、コスモスを堪能したあとに食事やカフェを楽しむことも〇。
大木地区は、令和元年に「旅引付と二枚の絵図が伝えるまち―中世日根野の風景―」として、日本遺産にも認定されている地域で、往時の景観が色濃く残る場所。
山懐に抱かれた「小さなコスモス畑」は今週末が見頃です。
小旅行気分で秋色を探しに出かけてみませんか?
【基本情報】
スポット名:「日根荘大木の里 コスモス園」
住所:泉佐野市大木(Googleマップ参照)
アクセス:南海「泉佐野」駅もしくはJR「日根野」駅から南海バス723系統「犬鳴山」行き乗車、「境界橋」下車、歩いてすぐ。看板やのぼりが目印です。
*コスモス園に臨時駐車場を設けていますが、できる限り公共交通機関でお越しください。
*記事内容は取材当時(2024年10月15日)のものです。コスモス園の開花状況、雨天時の休園状況、開園判断等については、泉佐野市公式ウェブサイト「令和6年度日根荘大木の里コスモス園」(外部リンク)、もしくは下記のお問い合わせ先におたずねください。
〈お問い合わせ窓口〉
泉佐野市教育委員会 文化財保護課
072-447-6766(平日8:45~17:15)
取材協力 泉佐野市教育委員会 文化財保護課/大木まちづくり協議会のみなさん