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【神戸市須磨区】18〜20日は厄除大祭!身代わりひながたを水に浮かべ厄払い「多井畑厄除八幡宮」

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

神戸市須磨区多井畑の「多井畑厄除八幡宮」では、例年18日から20日までの3日間、一年の厄をはらう「厄除大祭」が行われます。この期間は出店も並び、厄よけや無病息災などを願う参拝者で一年で最も賑わいます。厄年の方はもちろん、昨年はいいことがなかったという方や、今年一年の健康を願いたいという方は、ぜひ「多井畑の厄神さん」へ!

「多井畑厄除八幡宮」は、須磨区の多井畑にあります。普段は広い駐車場がありますが、「厄除大祭」期間中は駐車場のところがバスの臨時発着場になります。お祭り期間中は、車ではなくバスで訪れましょう。

JR神戸線 須磨駅前、山陽電車 須磨駅前、神戸市営地下鉄 名谷駅前よりバスで約15分。多井畑厄神下車。臨時バスは、10分から15分毎の運行です。こちらは名谷駅前のバス乗り場。「多井畑厄神 直行バス」と書かれた案内板があるので、すぐにわかります。

普段は人はまばらですが、「厄除大祭」期間中はたくさんの参拝者で賑わいます。

出店が並ぶところを抜けたら階段を上って境内へ。

「多井畑厄除八幡宮」は、約1200年前の770年(奈良時代)に大流行した疫病を鎮めるために疫病退散の祈願をしたことが発祥で、日本最古の厄除けの霊地とされる歴史深い厄神さんです。源義経も、平安時代末期の「一の谷の合戦」の時に祈願したとの言い伝えもあります。

社殿隣の神楽殿では、みこが舞う「神楽舞」の奉納もあります。

境内にはひながた受付がありますので、こちらで人の形のひながたに名前と年齢を書き込みましょう。

そして、この水のたまった石の鉢に浸します。
紙の人型に災い、穢れを移し、身代わりとして水に流すわけですね。

願いを込めて静かに手を合わせましょう。

この行事は、古くは平安時代に、宮廷や貴族の間で陰陽師によって行われていました。

こちらは拝殿。

周辺には、源義経一行が先勝祈願をした後、この地の松に腰をかけ休息を取り出陣したと言い伝えられている「義経腰かけの松(ほんがんさん)」などの見どころもあります。西南へ徒歩約3分ですので、立ち寄ってみてもいいでしょう。

令和5年(2023年)の厄年は、男性が昭和38年,57年,平成11年生まれの方、女性は昭和38年, 62年,平成3年, 17年生まれの方となります。

基本情報

名称:多井畑厄除八幡宮
住所:神戸市須磨区多井畑字宮脇一番地
アクセス:JR神戸線「須磨駅」前、山陽電車「須磨駅」前、神戸市営地下鉄「名谷駅」前よりバスで約15分。「多井畑厄神」下車。
厄除大祭:2023年1月18日・19日・20日 午前8時より午後8時まで 
当日は、臨時バスが10分から15分毎に運行されます。

多井畑厄除八幡宮 公式サイト

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WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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