ガーシー裁判ここに注目
いよいよ注目されるガーシーの裁判ですが、9月19日13時半に開始されます。傍聴席は抽選になり相当な倍率が予想されます。抽選は東京地裁で11時50分に行われるとのことですが、詳しくは東京地裁に電話で確認をしてみてください。
簡潔に書きます。
今回の注目ポイントは3つ。
- 量刑はどうなるのか?
- 検察官から出される証拠は?
- ガーシーの裁判所での対応は?
量刑について
今回実刑になるのか執行猶予になるのかは世間の関心事だと思いますが、個人的には実刑を予想しております。帰国要請に応じなかったこと、現役の国会議員であったこと、収益も相当程度得ていたことなども考えると、さすがに裁判所が執行猶予の判断をするとなると日本の司法は舐められるかなと言うのが本音です。
なお、今回ガーシーが起訴された常習的脅迫罪の罰則は懲役3か月から5年と罰金が定められていなく、かなり重めの罰則が定められております。加えて、証人威迫と言う罪でも起訴されており、こちらは2年以下の懲役又は30円以下の罰金となっております。
検察から出される証拠
今回常習性が一つの争点になっておりますが、起訴されたのは三人に対する脅迫のみ。常習性はその名の通りとにかく何回やったか、つまり単純に数が問題になります。そのため、検察官からこれまでの動画で脅迫部分があった箇所を数多く提出されることになるでしょう。実際に動画が法廷で流されるのか、それとも動画部分の反訳(文字に起こしたもの)のみが提出されるのかはわかりませんが、それも一つの見所になるかもしれません。
なお、被害届が出ていない脅迫も証拠として提出されるのか気になるかと思いますが、脅迫罪自体は相手に脅迫的言動が被害者に届くことが必須となり、被害届が無いと起訴まですることは難しいですが、常習性の立証については、被害者に必ずしも届いている必要はないことから、常習性の立証のための証拠としては使えることになります。
ガーシー被告の裁判所の対応
最初に私の予想は実刑と予想しましたが、反省が十分に伝わったら執行猶予の可能性も0ではないと思っております。ただ、そのハードルは厳しく、動画で得た収益を全て寄付するくらいの気構えは必要かもしれません。
もちろんジャニーズの闇を暴くということにも一定程度貢献しており、厳しいと言う意見もあることは承知しております。
明日は検察官の証拠提出までと予想してますので、上記も気に留めながら裁判に注目してみましょう。
なお、明日私がAbemaテレビでリアルタイムに裁判を解説しますので、お時間ある方は観てください。