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元カープのデビッドソンひげを剃っても飛距離は伸ばす 45号でトップ独走(映像も)<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
45号ホームランを放ったデビッドソン(写真:NCダイノス)

チュソク(秋夕)連休最終日の韓国。18日のKBOリーグは当初予定の14時開始を、高温の中での試合開催を避けるため開始時間を変更。異例の前日決定により17時開始で行われた。

NCダイノス-ハンファイーグルス(チャンウォン)は5-2でNCが勝利。NCの先発、高卒新人のイム・サンヒョンが6回80球を投げて3安打2失点と好投し、6度目の先発でプロ初勝利を挙げた。

この試合でNCの4番マット・デビッドソン(元広島)が0-1の1回裏に逆転2ラン。左腕のチョ・ドンウクからカウント0-2の3球目、外から甘く入ったスライダーを左中間スタンドに運んだ。デビッドソンはホームラン王争いトップの45号。2位のキム・ドヨン(KIA)に8本差をつけている。

デビッドソンは14日の試合からそれまで口から顎にかけて生やしていた髭を剃った。剃った直後は見かけの印象が大きく変わったが、長打力は変わらず14日からこの日までの4試合で2本のホームランを放っている。

14日のLGツインズ戦でのデビッドソン(写真:NCダイノス)
14日のLGツインズ戦でのデビッドソン(写真:NCダイノス)

映像:デビッドソンの45号ホームラン(KBO公式YouTubeチャンネル)

◆「直近の40本台はロハス」

直近でシーズン40本以上のホームランを放ったのは2020年、メル・ロハス・ジュニア(KT)の47本。タイトルを獲得したロハスはその翌年、阪神に移籍した。

◇9月18日(水・休)の結果

・KT 6 - 8 サムスン(スウォン)

 勝:イ サンミン

 敗:ソン ドンヒョン

・ロッテ 3 - 5 LG(プサン)

 勝:キム ジンソン

 敗:キム ウォンジュン

・NC 5 - 2 ハンファ(チャンウォン)

 勝:イム サンヒョン

 敗:チョ ドンウク

⇒ KBOリーグ公式戦日程と結果(ストライク・ゾーン)

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載。連日、KBOリーグの結果をお伝えしています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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