【函館市】日本で最初に建設された「バットレスダム」の「笹流ダム」は今年で100年となりました!
こちらは、赤川町にある「笹流(ささながれ)ダム」です。
今年で100年を迎えるため、こちらを記念して函館市企業局では「笹流ダム 100周年記念ダムカード」を作成したそうです。
【配布期間は2023年10月6日~2024年3月31日】
配布先は「函館市地域交流まちづくりセンター」の1階にある「情報発信フロア(インフォメーションカウンター)」で、配布枚数には限りがあるそうで、なくなり次第配布終了となるそうです。
※お1人様につき1枚の配布です。
※郵送での配布は行っていないそうです。
「笹流ダム」は1923年に日本で最初に建設された「バットレスダム」です。
「バットレスダム」の別名は「扶壁(ふへき)式中空鉄筋コンクリートダム」というそうで、堤体の一部である鉄筋コンクリ―ト製の遮水壁が水圧に耐えれれるように格子状のコンクリートで支える仕組みのダムだそうです。
日本で建設された「バットレスダム」は8基だけで現在日本にはこちらの「笹流ダム」を含めた6基しか存在せず、その中でも「笹流ダム」は堤頂長、堤体積は第1位、堤高は2位で歴史的価値の高いダムとして「土木遺産」にも認定されています。
ダムによってできた人造湖は笹流貯水池として2005年(平成17年)に「ダム湖百選」にも選ばれています。
前庭広場は芝生で覆われピクニックなどでもよく利用され、春は桜、秋は紅葉の名所として親しまれています。
笹流ダム
所在地 :函館市赤川
河川名 :亀田川水系亀田川支流笹流川
型式 :扶壁式中空鉄筋コンクリートダム(バットレスダム)
堤高 :25.3m
堤頂長 :199.39m
総貯水容量:606,000
本体着工 :1921年
完 成 :1923年
※1985年(改修着工:1983年)に大規模改修工事を完了しています。