【泉佐野市】フィンランド発祥のスポーツ「モルック」って知ってる?10月に末広公園で日本大会開催
先日、泉佐野市で話題となったeスポーツ。8月に4日間の「eスポーツキャンプ」が実施され、今秋にはりんくうタウンに「eスポーツ施設」がオープン予定など、今注目を集めています。
そんなeスポーツと並んで泉佐野市で盛り上がりを見せているスポーツがもう一つあるのをご存じですか? それは、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」です。
10月1日(土)、2日(日)には末広公園で「第9回モルック日本大会」の開催も決定していて、今、泉佐野市ではeスポーツと並んで「モルック」が熱いんです。
写真で見る限りでは、外国製の木のおもちゃのようなこの道具。一体どんなルールで楽しむスポーツなのでしょうか。
モルックとは
モルックは、フィンランドのカレリア地方の伝統的な投擲競技“キイッカ”をもとに作られたスポーツ。「モルック」と呼ばれる木の棒を3.5mの距離から投擲し、ボーリングのピンのように並んだ「スキットル」を倒して得点を競うゲームです。
基本フォームは下手投げ。モルックの重心が安定するように握り、狙いを定め数回の素振り後に投擲。白樺を材料としたモルック棒の重さはおよそ320グラムだから小さな子どもやシニアの方でも安心してお楽しみいただけます。
ルール
モルックを投げて倒れたスキットルの内容によって、50点ピッタリになるまで得点した方が勝ち。
①モルックを投げる地点にモルッカーリを置き、そこから3~4m離れたところにスキットルを図の順番に並べます。これがゲームスタート時の配置です。投擲時にモルッカーリに触れたり、踏み越えるとフォルトとなり0点となります。
赤い線がモルックを投げる位置を示す「モルッカーリ」。写真のようにテープなどで代用も可。
②2チーム以上で対戦し、投擲順で1本しか倒れなかった場合は「倒れたスキットルに書かれている数字=点数」となり、先に50点先取した方の勝利となります。
スキットルは、倒された地点で再び立てられます。順番にモルックを投げてスキットルを倒していきます。複数本のスキットルが倒れた場合は「倒れた本数=点数」となります。
③スキットルは、倒された地点で再び立てられます。ゲームが進むにつれスキットルは広がり、倒すことが難しくなっていきます。いずれかのチームが50点を先取した時点でゲーム終了となります。
完全に倒れていない場合
スキットルが完全に倒れていない(重なって地面についていない)場合はカウントしません。
50点を超えた場合
50点を超えて得点した場合、25点へ減点されゲームは継続されます。
3回ミスが続いた場合
3回連続スキットルを倒せず失投した場合、0点と記録され失格となります。
モルックアウトとは?
3試合の累計などで勝敗を決める際に、同点になった場合に行われます。
•図のように、手前から[6]、[4]、[12]、[10]、[8]の順にスキットルを並べる。
その際モルック(投げ棒)の長さの間隔にする。
•それぞれのチームメンバーが1回ずつモルックを投げる。
投げられる度にスキットルは元の位置に戻す。
•点数は通常のモルックと同じように計算します。
(1本倒れたらスキットルの数が点数、数本倒れたら倒れた本数が点数)
•チームの総得点で勝敗を決めます。
•チーム点数が同点になった場合は、1対1でサドンデス勝負をします。
[12]だけなど、高得点1本を狙うのが難しいので、コントロールとスキルが必要です。
「日本モルック協会HP参照」
ルールはとてもシンプル。ボーリングのイメージに近いかもしれませんが、「モルック」は、場所を選ばずプレイすることが出来て、子どもからシニアまで気軽に楽しめるのが最大の特徴です。
りんくうパビリオで「モルック」の体験会が定期的に開催されていることを知り、9月14日(水)に体験取材をさせていただく予定でしたが、わたしがコロナワクチンの副作用で発熱してしまい、急遽、第9回モルック日本大会大阪泉州実行委員会 実行委員長の石川さんと“写心家”の柳さんに撮影を依頼することに…。
体験会の楽しそうな様子を撮影してくださいました。
みなさん投げるフォームもバッチリ決まっていてカッコイイですね!
基本フォームの「下手投げ」の他、重心を落としてスキットル手前から転がすイメージで狙う「ラハティ投げ」や、逆手でモルックを握り、軽くバックスピンをかける「裏投げ」、モルックを縦に持って投げる「縦投げ」など、ゲーム展開に応じて様々な投げ方があるのだとか。誰でも楽しめるシンプルなスポーツでありながら、展開が進むにつれ“プレイヤーの巧みな技の披露”などでも大いに盛り上がりそうな「モルック」。老若男女問わずスキルを磨くことができるから、おじいちゃんとお孫さんで張り合うことができる、貴重なスポーツかもしれませんね。
今回ご紹介した「モルック」を気軽に体験できるイベントが、いこらもーる泉佐野2F「いこらの森ホール」で9月18日(日)に開催されます。
モルック体験会
9月18日(日)11時~16時
場所 いこらも~る泉佐野 2Fいこらの森ホール
参加費無料で体験会やミニゲームにどなたでもご参加いただけます。
また、9月19日(月・祝)14時~第9回モルック日本大会 組み合わせ抽選会が「りんくうタウンパビリオ星の広場」で開催されます。*見学可能
*組み合わせ抽選会は、台風14号の影響により中止となりました。
同じく「りんくうタウンパビリオ星の広場」では、毎週水曜日の17時~20時にモルック体験会を開催しています。9月は残すところ21日(水)と28日(水)の2回となりました。参加費無料でどなたでも参加できますので、「モルック」やってみたい!と思った方は、まずは気軽に体験会に参加してみてはいかがでしょうか?
いよいよ日本大会の前日には前夜祭で盛り上がりもマックスに!
【前夜祭】モルック体験会、親子モルック大会ほか
9月30日(金)11時~18時
りんくうアイスパーク芝生広場りんくう野外文化音楽堂
モルックを参加費無料で自由に体験できます。参加者でチーム対抗のミニ大会や親子大会を行い、ステージではフィンランド音楽の演奏や、キッチンカーも登場。申し込み不要でどなたでも参加できるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
*雨天の場合、予告なく中止とする場合があります。
10月の日本大会に向けて、勢いの止まらない「モルック」フィーバー。
各ご家庭に1「モルック」なんて日が来るかもしれませんね。
「モルック」は手軽にどこへでも持ち運びできるから、キャンプなどのアウトドアシーンでも楽しめそうです。フィンランドのおしゃれなデザインは、インテリアとの相性も◎。
どの世代でも場所を選ばず楽しめる「モルック」。みなさんも体験してみてはいかがでしょうか? 週末は台風の影響で雨の予報。9月18日(日)は、いこらもーる泉佐野でお買い物のついでに「モルック体験会」に立ち寄ってみてはいかがですか? 仲間も家族もきっと大盛り上がりで笑顔になること間違いなしですよ。
*悪天候の際のお出かけは、各自でご判断願います。
【基本情報】
「モルック」イベント情報
第9回モルック日本大会大阪泉州実行委員会公式インスタグラム(外部リンク)
取材・撮影協力 第9回モルック日本大会大阪泉州実行委員会 実行委員長 石川 浩司様、 写心家 柳 佳孝様
【関連情報】こちらでも「モルック」が体験できます ↓