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【富士宮市】1品1品が芸術品のよう!特別な人と時を共に愉しめる蕎麦屋『一閑人』

渡辺雅来地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

蕎麦好きの方には一度は味わってもらいたいのが『一閑人』さんのお蕎麦。

ツーリングなどで富士宮に遊びに来た遠方の友人に、いつも紹介しているお店です。ランチは11:30からですが、平日でも11時には既に人が並んでいます。どれだけ待っても食べたい!そんなファンの方が多い人気店。
お店は田貫湖をさらに北上した場所で、のどかな木々に囲まれた道路沿いです。

民宿峠の茶屋の1Fです。
民宿峠の茶屋の1Fです。

『民宿峠の茶屋 牛乳風呂のお宿』の1階に位置し、駐車場には「そば 一閑人」書かれたのぼりが沢山出ているので分かりやすいと思います。

趣のある入口
趣のある入口

お店の前に3台ほど停められる駐車場があり、向かい側には未舗装ですが12台ほど停められる駐車場があります。

暖簾をくぐると、15人ほど座れる待合になっています。まずは一度待合の奥にあるお店のドアを開けて、左側にあるウエイティングボードに名前を記入してから待つことになります。

ウエイティングボード向かいには石臼があり、そばの実を挽いているのを見ることができます。
ウエイティングボード向かいには石臼があり、そばの実を挽いているのを見ることができます。

私が行ったのは、12時少し前でしたが、すでに駐車場は満車、待合室も満員でした。座る場所もなかったので、店舗前の細い道を少し散歩しました。のどかな別荘地のような雰囲気でしたので、ちょっと散歩するには気持ちの良い環境でした。

順番が来ると放送で呼ばれます。外まで聞こえるように配慮されていますが、あまり遠くに行くと聞こえないので気を付けてください。

1時間ほど待ってやっと順番が回って来ました。

店内
店内

店内は座敷で、靴を脱いで下駄箱にしまい、上がるようになっています。店内はテーブルが6席くらい。カウンター席が4席でした。カウンターは堀式なので、足が悪い方はこちらの席をお願いすると座りやすいと思います。

食べ比べをしたかったので、水と蕎麦粉のみで作った十割の『生粉うちせいろ(¥1000)』と玄そばの実を黒い皮ごと石臼で引いた『玄挽きせいろ(¥1000)』を注文しました。

生粉うちせいろ
生粉うちせいろ

『生粉うちせいろ』の薬味はネギとおろしたばかりの生ワサビがついてきます。
最初の一口は塩と生ワサビで食べます。十割そばというとぼそぼそとした箸で掴めないようなおそばを連想しますが、しっかりと火が入れられた一閑人のおそばはコシがあります。

玄挽きせいろ
玄挽きせいろ

『玄挽きせいろ』は皮ごと挽いているので、『生粉うちせいろ』と比べるとのど越しが荒く感じます。
薬味はネギともみじおろしでした。もみじおろしの優しい辛みは噛めば噛むほど香りを強く感じられるそばにとても合います。
蕎麦通の方なら『玄挽きせいろ』が好みではないかと思いますが、私個人的には『生粉うちせいろ』の方が好きでした。

量が少なく、沢山食べたい方には食べたりないと感じるかもしれません。大盛がないのは、そばの鮮度を考えているそうで、もっと食べたい方は汁なしそばを注文してくださいとのことでした。

そば湯
そば湯

そば湯は湯桶ではなく鉄瓶で提供されますので、残ったそば汁に1:3で割って飲みます。さらさらのかま湯ではなく、そば粉を溶いたそば湯でどろっとしているので、かきまぜるとこんなマーブル模様に!
そば粉を溶いて作られたそば湯は濃厚で、おいしいです。

デザート
デザート

ランチはデザート付きです。ゴマ風味の牛乳プリンでした。甘さを抑えた甘味はそばの余韻を残してくれる優しい味でした。

挽くところから、茹で上がりまで丁寧に仕上げられたそばは見た目もつやがあり、まるで芸術作品。
丹精込めて作られた特別な蕎麦を、特別な人のソバで食べられる幸せ。
一閑人での時間は、ありふれた時間を特別なものにしてくれます。

そばの実 一閑人
住所:富士宮市内野1551⁻42
TEL:0544⁻54⁻0507
営業時間:LUNCH11:30~14:00(予約不可)
     DINNER17:30~20:00(要予約)
*麵がなくなり次第終了
定休日:月曜の夜 火曜日
*以前水曜日に行ったらお休みでした。休日が変わっていることもあるのでHPにて確認してください。

地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

身近の新しい発見や、小さな幸せを探して日々バイクで放浪しながら活動しているライターです。記事を通じてみなさまの発見や幸せに繋がれば嬉しいです。趣味はバイク、ガーデニング、猫(無類の猫好き)です。

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