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【戸田市】「三ツ木」に教えてもらった、豚革をオススメする3つの理由!

美味いビールが飲みたい地域ニュースサイト号外NETライター(戸田市・蕨市)

4人の育児を行いながら、2021年4月に開業した「三ツ木」の折笠真由子さん(以下、折笠さん)。

同年7月から、現在の革製品の製造販売をスタートしています。

「三ツ木」折笠真由子さん
「三ツ木」折笠真由子さん

今回は、折笠さんに豚革をオススメする3つの理由についてお話を伺いました。

純国産

豚革は国内自給率100%
豚革は国内自給率100%

豚革は「ピッグスキン」とも呼ばれ、日本で唯一、飼育から加工、製品化までを国内で自給できる革です。

現在はアジア圏を中心とした海外への輸出も行われています。

豚革の国内生産量90%以上が、東京都墨田区で生産されています。

折笠さんが豚革について知ったのは2021年春。

ちょうどそのタイミングで、戸田市の女性起業家セミナーを受講し、現在の事業をスタートさせました。

高品質

ヨーロッパでは高級素材として認知されている豚革(画像提供:三ツ木)
ヨーロッパでは高級素材として認知されている豚革(画像提供:三ツ木)

薄くて軽いのに、摩擦に強くて丈夫、通気性も良い。

特に薄さと軽さは、本革として有名な「牛革」に比べて、約1/5になります。

このような特徴を持つ豚革は、特に鞄や財布などの素材として最も理想的だと考えられています。

ヨーロッパでは高級な革素材として認知されていて、誰もが知っている某高級ファッションブランドにも、豚革が使用されています。

一方で、革製品全般、水には弱い特徴もあります。

雨などで濡れてしまった場合は、できるだけ早くに水分を拭き取りましょう。

また、「レザー用の防水スプレー」を吹きかけておくのもオススメです。

しっかりと手入れして長い間使用することで、素晴らしい経年変化をみせてくれるのも、革製品の大きな魅力ですよね。

SDGs

豚革は「食用の豚の皮」を使用
豚革は「食用の豚の皮」を使用

豚革には、「食用の豚の皮」を使用しているので、人が豚肉を食べ続ける限り、豚の原皮は生産され続けます。

その為、皮を目的に鳥獣を狩る必要がありません。

一方で、豚革の需要が減少してしまうと、その原皮は焼却処分されてしまうのです。

「持続可能な素材として、一人でも多くの方に豚革製品を知ってもらい、豚革製品を使ってもらいたい」

折笠さんはそんな想いから、手に取りやすい価格帯の豚革製品を展開しています。

豚の皮を「タンニン鞣し」で豚革へ

豚革を使用したアクセサリーも販売
豚革を使用したアクセサリーも販売

鳥獣の皮は、そのままでは腐敗してしまいます。

素材として活用するために加工することを「鞣し(なめし)」といい、鞣す前の状態を「皮」、鞣した後の状態を「革」と表現します。

現在流通している革製品の約9割が塩基性硫酸クロムと呼ばれる化学薬品を使用する「クロム鞣し」を採用しています。

そんな中「三ツ木」では、植物の樹皮から抽出したタンニンを使用する「タンニン鞣し」にこだわります。

「タンニン鞣し」は植物由来のタンニンを使用していますので、赤ちゃんの肌に触れても安心ですね。

傷やシワの1つ1つも革製品の魅力
傷やシワの1つ1つも革製品の魅力

「タンニン鞣し」には、革に傷やシワが残ることもありますが、折笠さんは、その傷やシワの1つ1つも革製品の魅力だと捉えています。

「傷やシワは、動物たちが生きていた証。傷やシワの入った革製品が、世の中で受け入れられてほしいと願っています。」

「三ツ木」の革製品を購入する方法

2022年7月現在、「三ツ木」の革製品を購入する方法は2つあります。

イベント出店の様子(画像提供:三ツ木)
イベント出店の様子(画像提供:三ツ木)

1つ目は、「三ツ木」が出店するイベントにて購入する方法。

「三ツ木」は、東京都内や戸田市内のイベントに出店しています。

イベント出店スケジュールは、「三ツ木」公式Instagramにて公開しています。

(画像提供:三ツ木)
(画像提供:三ツ木)

2つ目は、上戸田4丁目の交差点にある「あかね工房」にて購入する方法。

販売代理を行う「あかね工房」では、選りすぐりのポーチや小物を店頭にて販売しています。

また、「三ツ木」には、ネット販売を求める声が多く届いています。

ファンの声に応える意味でも、一人でも多くの方に純国産の豚革を届ける意味でも、現在、「三ツ木」はネット販売開始に向けて準備中です。

イベント出店情報や、ネット販売についての最新情報は、「三ツ木」公式Instagramをご確認ください。

【情報】

三ツ木

公式Instagram

あかね工房

住所:埼玉県戸田市新曽31-5

公式Instagram

地域ニュースサイト号外NETライター(戸田市・蕨市)

戸田市・蕨市をこよなく愛す、【地域ニュースサイト号外NET 戸田市・蕨市】担当ライター。生まれ育った地元のまちで、飲んだり、食べたり、遊んだりしたことを発信しています。今日も、美味いビールが飲みたい!

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