ここまでやる?タイ航空の機内食・紫スイーツがイメージカラーに忠実すぎた
みんなーっ!好きな航空会社はあるかぁーい?
うぉおおお!
私がタイ航空(タイ国際航空)が大好きだ!
うぉおおお!
コールでの幕開けの妄想に付き合わせてしまい、大変申し訳ない。
私は25年前にタイにハマって以来「タイ」と名の付くものは何でもキラキラした目で見てしまう、ヤバい奴。
君は飛行機を見て号泣したことがあるか?
突然だがあなたは推しの飛行機を見て泣いたことがあるだろうか?
おっ?ある?
奇遇~!私もある。それがタイのフラッグキャリア、タイ航空!
タイ航空が好きすぎて、コロナ禍には大好きなタイ航空に乗れないあまりに、成田空港にタイ航空を見に行き、号泣。タイ人の友達に「わあ、私たちこの人と友達じゃありませーん!」と言われたこともある困ったちゃんだ。
とってもかわいいタイ航空
紫のしっぽ(垂直尾翼を「しっぽ」と呼んでいるしまう)には、タイを代表する蘭の花をモチーフにしたロゴ。機体の半分から紫、ゴールド、マゼンダの3色のリボンを巻いたような優美なペイントが施されており、まるで巻きスカートを身にまとった貴婦人のよう。
そして頭の部分にも蘭の花の髪飾り。かわいいじゃないか!
よく見てほしい。ほっぺた(コックピットの窓近くのことをこのように妄想している)に「PHICHIT」という文字がプリントされている。
タイ航空には機体に愛称がついている。この子は「PHICHIT」で、タイ北部の県の名前だ。他の機体にもタイの自治体名がプリントされている。
だからつい「今日はプーケットちゃんか」「今日はチェンライちゃんか」なんて、チェックしちゃう上に、機内に入ったら乱気流に巻き込まれないように壁をさすりながら「よろしく頼むよ」と祈ってしまうのだ。何と罵られようとどうでもいい。好きなモノは好きなのだ!
タイ航空ちゃんのシンボルカラーは紫
あ、ごめんなさい。すでに「タイ航空ちゃん」って呼んじゃった。
日本のキャリアにもシンボルカラーがあるのだけど、「え?そんなところまで、よくそのカラーを出したね!」というほど、惜しみなく全力で色を出し尽くす航空会社はなかなか珍しい。
チェックインカウンター・乗り場案内が紫なのは当然
これはどこの会社も当たり前。チェックインカウンターも、乗り場案内も、ムーディーな紫色だ。
この紫色を辿っていけばタイに着ける。そんな気がして仕方がない...(大丈夫か?)。
ユニフォームが紫
ユニフォームがイメージカラーなのはもちろん当たり前だ。全日空だって、青を基調としたかっちょいいスーツ型のユニフォームを着ている。タイ航空だって、全身紫でいいだろう。ちなみにタイ航空は国際線ではフライトの途中で民族衣装に着替えるという「映え」サービスを怠らない。コロナ禍に経営破綻した際は、民族衣装チェンジは中断されたものの、今は復活している。
機内も紫だらけ
タイ航空ちゃんのパーソナルモニターの画像の色もとぉっても素敵なのよ。こちも紫とマゼンダを効果的に使った配色。何だかムーディーでしょ?ため息が出ちゃうわ。
国内線の機内食に華麗に登場!文字通りのパープルスイーツ
と、ひと通り、タイ航空がいかに紫にこだわっていうのか、お知らせしたところで、2024年のつい最近、国内線に搭乗した際の、驚きのスイーツを紹介しよう。
この日は一時期タイ航空のLCCとして登場したタイ・スマイル航空の機体だったのだが、今はタイ航空が統合。機体はタイスマイル航空でも、価格はタイ航空のお値段。
そこはシビアである。
タイ航空では大昔、国内線でもしっかりとした機内食が出るという太っ腹なサービスを行っていて、20年前、バンコクからチェンライに行ってガイヤーンとソムタムとカオスアイ(白ご飯)が出た時には本気でびっくりした。当時はフライト中に食べ終えられるのか、悩むほどゴージャスだったのだ。
いつの間にかスティック型のピザ饅頭、カレー饅頭みたいなそこそこ美味しい軽食になっていて、私はそれもお気に入りだったのだが...時は流れ、現在はタイ・スマイル航空から踏襲した、持ち帰りも可能なスイーツのみ。
まあ、日本では国内線でソフトドリンクしか出ないから、それでも贅沢だと思う。
パープルパンナコッタ?甘さ控えめでめちゃくちゃうまい!
タイ・スマイル航空時代は主にパイとか、マフィンで、ほぼ食べられない(甘すぎる物が苦手)まま、返却したり、持って降りて、タクシーの運ちゃんにプレゼントしたりしていた。
この日はバンコクからチェンマイへ行く日で、珍しくスプーンとフォーク付き。ありゃ!?珍しい。この所かぶり付きタイプに変わってから、国内線で久々に見たプラスティックのカトラリー。
ん?タイ国際航空64周年とな?64周年という半端なスイーツでこのスイーツってことは、65周年はどんなことになるの?いや、70周年になった日にゃ、直径1mくらいある紫のホールケーキとか出てきそう。
見よ!この美しい紫色のスイーツを。ブルーベリーの乗った部分は生クリーム。周囲を紫色で縁取り、ブルーベリーで同じく濃い紫色のアクセント!
タイでよくある甘すぎるスイーツが苦手な私も思わず生唾ごくり。これは、いただきたい。スプーンを差し込んで口に運ぶと、あんらまー、優しいお味!
パンナコッタでしょうか。とても控えめな甘さで、添えられたブルーベリーの味がはっきりとわかるほど繊細な味。
25年もタイに通っていると、歯に染みるくらい甘い、砂糖のパンチを食らうお菓子にもだえ苦しんだ時代もありましたが、こんなにふんわりと優しいお味、舌触りのスイーツが食べれるようになったら、もう安心。これから、ガンガンいただきたいと思う。
「ウソみたいだろ?紫なんだぜ、これで」なスイートポテトパイ
さて、チェンマイからバンコクに戻る便に搭乗。今回もさかの紫スイーツで攻めてくるのかしら、ドキドキ。
スイートポテトパイという説明があったので、さすがに往復紫色のスイーツでは無理だったかあ、などと思っていたところ。あれ?パイ生地の隙間から覗く紫色のものはもしや?
パッケージを引きちぎってかぶりついて驚愕!紫ぃいいいいい!
スイートポテトパイもしっかりと「紫」で攻めてきた!
こちらも食材本来の素朴な甘さとイモのほっこり感が丁度良かった。パイの層もしっかりしていて「さくっ」とした歯触り。
行きも帰りもとことん紫色に拘るスイーツを提供してくれたタイ航空、大好き。64周年の月だけに限ったことかもしれないけれど、65周年はどんな紫で攻めてくるのか、今から楽しみだ。
紫の翼には、紫のお召し物で乗り込む。みんな逃げないで
話は変わって、飛行機の機内って寒いことが多い。外が真夏でも関係ない。空の上は外気が低いのでかなり冷えるもの。そんな時、私は、パーカーを1枚羽織るのですが、タイ航空に乗るときは必ずこちらのパーカーを着用。
紫の翼に乗り込むときは、やはり、紫。
しかし、時々国際線だと、紫のブランケットと同化してしまう。
タイの花の代表である蘭の花そのもののような、タイ航空。
タイに飛ぶときは、乗った瞬間もうタイ。タイから帰国したくなくて泣きたい時にも、日本に到着するまで、タイが寄り添ってくれているような気持にさせてくれるタイ航空...。
そんなタイ航空の紫のこだわりを、ぜひあなたも見届けてね。
タイ国際航空
Web:Thaiairways