毎日必ずやる掃除【歯磨き】をお掃除目線で考えた時に掃除のプロがお勧めする歯磨きに向いたブラシと磨き方
先日閣議決定された政府の方針で、毎年の歯科検診『国民改歯科検診』の導入が検討され、にわかに口腔ケアの関心が高まっています。
口腔環境の悪化は様々な病気と関りがあると言われ、コロナ禍の折、マスクで口の中が乾燥して歯周病などのリスクも高まっています。
そこで今回は、口腔内を清潔に保つ『歯みがき』の『清掃性』を抜き取り、掃除のプロが考えるお掃除に適した歯ブラシと、歯みがきの方法を考えてみたいと思います。
磨き残しが少なくなる歯磨きに適したブラシ
お掃除でブラシを使う時は、すき間や凹凸部の汚れをかき出す時や、手が届かない場合です。
歯みがきで考えると、対象箇所は奥歯の溝や裏側・歯ぐきの付け根・歯間になります。
そしてブラシの特質を活かした使い方は、毛先の先を使う事で、強く押し当てて毛先が寝てしまうと、ブラシの性能を活かしきれません。
また、平面部の掃除に適した道具ではありません。
それらを踏まえて歯磨きに適したブラシは
毛の硬さは普通から柔らかめ
毛先は細目で毛束が多い
ヘッドは小ぶりで薄め
硬さは個人の好みに依存する部分もありますが、柔らかめの方が凹凸部に無理なく差し込めて、毛先を使いやすいので清掃性が高いです。
毛先は細目が良いのも上記と同じ理由です。
歯の前面や裏などの平面部の汚れを除去する場合は、毛束が多い物の方が磨き残しが少なくなります。
ヘッドは小ぶりの方が、奥歯の裏側にも入りやすいので適しています。
歯の磨き方
ブラシに適量の歯磨き粉を出して、最初にまんべんなく歯に塗り付けます。
ブラシ面を傾きのないように歯に当てます。
ブラッシングは毛先を寝かさない強さで押し当てて、ストロークは毛先を横に移動させないように、ヘッドだけをスライドさせます。
一度に磨ける歯は、ヘッドの大きさ分で1~2本程度です。
ヘッドをスライドさせていると、毛先が歯間や歯ぐきの付け根に入り込む感覚があると思います。
その状態が歯磨きに丁度よい強さとブラッシングで、汚れも一番除去できている状態です。
心地よく歯ぐきのすき間をブラッシングできるように強さを調整してください。
その感覚で横に移動していきます。
裏側も同じ方法で仕上げていきます。
まとめ
いかがでしたか。
硬いブラシでゴシゴシとこすった方がキレイになる印象がありますが、ブラシの場合は逆効果です。
今回ご紹介した方法を試していただければ、今までとは違うお口の中がサッパリした新感覚を味わえるはずです。