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築年数が古い賃貸のインテリアはこの5つに要注意!【インテリアコーディネーター監修】

広島知範|インテリア王国インテリアコーディネーター

築年数が古い賃貸だからオシャレにならない…

と諦めてはいませんか?

新しい物件よりハンデがあるのは当然ですけど「やりよう」によっては十分オシャレにできます!

ポイントは、5つの"古い賃貸あるある"!

この5つを改善していくことで、ガラッとインテリアが変わっていきますよ!

5つの"古い賃貸あるある"

  1. 間取りが使いにくい
  2. 内装の色が多い
  3. 回遊できて家具が置きにくい
  4. 古臭いデザインの和室
  5. 全体的に暗い

築年数が古めの賃貸は、この5つがわりと当てはまると思います。

当時の流行りを取り入れて建てられているので、わりと似たり寄ったりなんですね。

そこでこの5つを上手く改善するポイントを紹介していきます。

1.間取りが使いにくい

古い賃貸に多いのが「LDK」ではなく「DK」という間取り。

※L=リビング、D=ダイニング、K=キッチン

つまりはダイニングとリビングが分かれているので、一体感もないうえに、家具の配置もしにくくなります。

8畳のDKと6畳のリビングなら、14畳のLDKの方がレイアウトもしやすく、壁もないので開放的な雰囲気になります。

DKという間取りで配置に悩んでいるなら、ソファダイニングという方法がおすすめ!

リビングのソファで食事ができるスタイルにすることで、全体的に省スペースになるので、配置にもゆとりが出てきます。

2.内装の色が多い

古めの賃貸は内装の色が多く、そしてバラバラ感があることが多いですよね。

例えば上の画像だと、3つの空間すべてで床の色・素材が異なっています。

さらに窓枠やドアの色が揃ってなかったりすることも多いので、統一感を出すのに一苦労なお部屋になっています。

そういう場合は、家具を無彩色中心で揃えるのがポイント!

ウッド家具を多く使うと、必ず木の色が揃わないという悩みが出てくるので、もちろん好みはあるんですけど、例えば…

  • ホワイト系のウッド家具
  • グレー系のファブリックアイテム
  • 黒いスチール脚の家具

など、白黒グレーで揃えてみてください。

家具同士がモノトーンで統一されることで、ウッドの違いが目立ちにくくなります。

3.回遊できて家具が置きにくい

古めの賃貸では、引き戸によって住まいの中をグルグル回遊できることが多いのも特徴。

当時の流行りみたいなものもあると思うので、その名残でしょうか。

内装はリフォームできても大事な柱なんかは撤去できないので、わりと多くみられると思います。

でも実は回遊できるメリットって、そこまでないんですよね…

なので引き戸は「壁とみなす」のが基本。

見た目にチグハグ感がありますけど、壁として使うことで家具の配置もグッとしやすくなります。

4.古臭いデザインの和室

近年は和室のない賃貸や戸建ても増えましたが、築年数が古めの場合は、ほぼ和室がありますよね。

洋室にリフォームされていることもけっこうあるものの、そのままという場合も当然多くあります。

古い賃貸の和室は、どうにも陰気な印象が強く出てしまいますし、ふすまや天袋(天井付近にある収納)・古臭い印象の吊り照明・和風な窓…など、オシャレな雰囲気はまるでありません。

ウッドカーペットで畳をフローリングにし、洋室っぽくするのも一つの手ではありますけど、ガッツリ和室になっているとどうしたって隠し切れません。

そこで隠すのではなく「スッキリさせる」というイメージを持つのがおすすめです。

隠すとどうしても隠し切れないので、何となくミスった感が出てしまいますけど、最初から隠すつもりではなくスッキリさせるイメージだと、和の雰囲気が残っていても違和感はありません。

例えば…

畳が傷んでいる → カーペットを敷く

天井照明が古臭い → 和の印象の天井照明に替える

ふすまがダサい → ロールスクリーンで見えにくくする

「隠す」と隠し切れない部分が「失敗」っぽく見えるので、「スッキリさせる」イメージがいいと思います。

5.全体的に暗い

古い賃貸は、わりと濃い色の内装が目立ちます。

  1. ダークブラウンのフローリング
  2. 黄土色のドアや窓枠
  3. 床に近い色の幅木
  4. 天井と壁の境目にある枠・フチのようなもの

※ちなみに4は「廻り縁(まわりぶち)」といいます

さらに古いということは当然設備も古くて傷んできており、特にキッチンやトイレ・お風呂などの水回りは、清潔感があるように見えないですよね。

そういうのも暗い印象に繋がっていると思います。

暗いなら明るくすればいいと考えがちですけど、ここは逆転の発想がおすすめ。

新しめのお部屋なんかでは、わざわざ天井照明を落として雰囲気のいい灯りをつけたりするので、最初から暗いならオシャレな照明をプラスすればいいだけです。

雰囲気のいい灯りをつけたら結果的に明るくなった

というイメージを持つことができれば、オシャレさと明るさを上手く両立できると思いますよ!

まとめ

古い賃貸はどうしてもオシャレにしにくいハンデがあります。

とは言えオシャレにできないわけでは決してありません。

5つのあるあるを改善して、ぜひ素敵なお部屋を作ってみてくださいね!

築年数が古い賃貸はこの5つに要注意!和室あり2DKをおしゃれにします!【妄想コーデ第23回 地域:愛知県】

↑ YouTubeでは築37年の賃貸を、ツールを使ってオシャレにするポイントを紹介しています!

もちろん紹介した5つを改善しながら雰囲気よく仕上げていく様子が分かるので、ぜひ参考にしてください!

インテリアコーディネーター

YouTubeチャンネル「インテリア王国」運営のインテリアコーディネーター広島です!YouTubeでは特にインテリアが全然わからないという方に、専用ツールを用いて視覚で分かりやすいよう紹介しています!上級者が見れば当たり前のことも、初心者さんは分からないことが多いですよね!そういったことを記事や動画で紹介していますので、ぜひご覧になってください!札幌在住&フリーのインテリアコーディネーター&風水アドバイザー資格持ち&家具ショップ店長。

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