駒止の桜が有名な狩宿にある隠れた名店の『あざみ』さん。

田畑に挟まれた沿道の先にあるので、看板は見たことあるけど、行ったことないんだよなぁと言う方もいるのではないかと思います。

この『あざみ』さん。海鮮が新鮮でおいしいと知る人ぞ知る人気店なんです。

お店の外観は和風で落ち着いた感じです。

平日の12時半くらいにお邪魔しましたが、満席で15分ほど待ちました。

入り口には生簀があり、伊勢海老とサザエが沢山いました。

ランチメニューも豊富で、『ざるうどん（￥650）』『ざるそば（￥650）』から『いくら丼（￥3000）』まで20種類以上あります。
今回は、名物の『海老天丼（￥1390）』と温かい『天麩羅うどん（￥1200）』を注文しました。

お店の中は、6人掛けの座敷が４席、カウンター席が8席ほどでした。店内の写真は満席で撮れませんでした。

入口から左側には宴会用の広い座席がありましたが、通常は使用していないようです。

カウンター席にはネタケースがあり、新鮮なネタが並んでいました。海鮮物の注文が入ると店主さんがネタケースから取り出して、その場で捌いてくれます。
そんな職人技に見惚れている間に、注文の品が運ばれてきました。提供してくれる時間も、店内混みあっているとは思えない速さです。

そういえば、カウンターにはスーツ姿の方や作業着の方の姿も見られました。コスパの良さと、提供の速さで、お昼休憩のランチにも選ばれるのは納得です。

名物の海老天丼は、タラの芽、さつまいも、かぼちゃ、肉厚のしいたけ、海老が５尾も乗っているのでご飯との割合を考えなくても天麩羅から食べられる贅沢！
甘身の強いタレとの相性が良く、素材の味が活きています。
天丼でよくある、丼の下に油が溜ってしまうことがなく、さらっといけちゃいます。使用している油にも何か秘密があるのでしょうか。
最近脂っぽいものを食べると胃がもたれるんだよなぁと言う方にこそ食べて欲しい一品でした。

天麩羅うどんは海老が3尾とかぼちゃとタラの芽が乗っています。
しこしこのコシがある麺ですが、スープが絡み旨味が麺にまでしみ込んでいる感じです。
天麩羅の衣が溶けてしまったスープでも脂っぽくなく、しょっぱくありません。
海老天丼のように見た目のインパクトはありませんが、これもまた絶品でした。両方食して思った事はとにかく海老がぷりっぷり！おいしい海老を食べたーっと満足でした。

忙しい中でもお客さん一人一人に合った会話を交わしている店主さんと奥様の姿に、料理の質はもとより、人柄も愛されているのだと感じました。
人情溢れるお店で、うまい海鮮を食す！しかもコスパ最高で言うことなしでした。