パンマニアも溺愛!代々木の大人気ベーカリー「365日」の10周年記念新作パン
とことん材料にこだわった食のセレクトショップが繰り出す新作パン!大人な東京パン旅をナビゲート!
旅するパンマニア 片山智香子です。北は北海道、南は沖縄まで日本全国美味しいパンを求めて旅をしています。いままで食べたパンの累計は軽く1万個以上。そんなパン愛好家の私が「これは!」と感動した日本各地のパンを紹介していきますね。
今回紹介するエリアは東京都・代々木。
2013年12月12日にオープンした代々木の大人気ベーカリー「365日」が10周年を迎え、そちらを記念したパンやエコバッグを発売しているというので行ってきました。
2021年9月に現在の場所へ移転し(前店舗からは徒歩30秒くらい)、以前より店内も広くなった365日。パンはもちろん、食のセレクトショップというテーマの通り、書籍やコーヒーを始めとしたドリンク、調味料なども置いてあるのですが、その商品数もかなり増えた印象。日本橋や二子玉川にも店舗はありますが、やはり本店が一番落ち着きます。
伊江島黒糖のリース、ディス、ショコトレフルを実食
10周年を記念して作られた新作パンの一つである伊江島黒糖のリース
手のひらサイズのリースで、レーズン、クランベリー、リンゴ、伊予柑ピール、くるみ、ピスタチオたっぷり。一言で味の感想を言うなら「フリュイみたい」パン生地よりもフルーツやナッツの比率が多く感じ、どこを食べても果実の甘味とナッツの香ばしさにあたります。沖縄県の伊江島のサトウキビから作られた黒糖を使用していて甘味が濃厚。それでいてまろやかな味わい。フリュイ好きとしては、これはリピート決定。ただ、冬の間は販売しているそうですが、いまのところ通年ではないらしいのでご注意を。
こちらも、10周年を記念して作られた新作パンの一つであるディス
焼き色濃く、一見ハードパンなのかなと思いがちですが、食感はどちからかというと柔らかめ。クラスト(外側)薄く、クラム(内側)はペタペタっと瑞々しく、生地自体に優しい甘味があり、めちゃくちゃ喉ごし良いパン。時間がたっても水分をたっぷり抱え込んでいるので、個人的にはトーストせずにそのまま食べる方が好き。杉窪シェフ曰く、この白のラインにそってカットすると美味しいですよとのことでした。
カオカ社の61%と32%、2種類のショコラを使用した濃厚なガナッシュをサクサクのカカオクロワッサン生地で包み混んでいるショコトレフル。
ちなみにガナッシュとは溶かしたチョコレートに生クリームを加えて作るチョコレートクリームのこと。バリバリっと噛みごたえのあとに、ハラハラっと薄くまわりの層がはがれて中の甘すぎない大人なチョコレートクリームがじゅわりと。クロワッサン生地とチョコレートの組み合わせでも、パンオショコラとは違った味わいなのです。
こちらは10周年の新作とは関係なく通年で販売している商品です。
365日
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-2-8
電話番号:03-6804-7357
営業時間:7:00〜19:00