大阪で大行列の人気ラーメン店といえば「人類みな麺類」系列店。個性的な店名で、一度聞いたら耳に残ってしまうユニークさが関西らしい。あさりやはまぐりの旨味を活かした貝だしが特徴で、近年の「進化系ブーム」を牽引しています。

河原町三条商店街の入口にあるのが「くそおやじ最後のひとふり」。貝に人生を賭けたオヤジの物語がコンセプトで、あさり、はまぐり、しじみを使用した３つの醤油ラーメンが定番です。

サイドメニューも貝のこだわりが詰まっており、貝めしや貝餃子が楽しめます。貝好きにはたまらないメニュー構成で、外国人観光客にも人気です。

貝だし醤油ラーメンのなかで、一番人気が「あさりらーめん」。濃口と薄口醤油を絶妙なバランスでブレンドし、あっさりした中華そばスタイルで提供されています。具材はあさり、メンマ、チャーシュー、白髪ネギ、味付けたまごです。

スープは貝だしが効いたコクのあるスープで、フレンチのコンソメスープのような上品なあじわいです。甘くてやさしい味わいで、こってりがしんどくなってきた年頃のわたしにぴったりでした。スープが美味しくて、飲み干してしまうほどです。

麺は中太麺で、のどごしがよくツルっとしています。スープとのバランスがよく、サラッと食べてしまいます。チャーシューは薄切りで、ほどよく燻製されていて、こちらもスープをくぐらせて食べると美味しいです。

11時～16時はお得なランチセットがおすすめ。数量限定「貝めし」はなんと200円（税抜）。貝だしで炊かれたあさりの炊き込みごはんは薄味なので、ラーメンスープと一緒に味わうとちょうどいい塩加減です。それぞれの貝だしが融合することで、より一層貝の旨みを感じられます。

最近こってり系ラーメンのダメージが強い筆者ですが、「くそおやじ最後のひとふり」だったら毎日食べられそう！お酒を飲んだ次の日にも効きそうです。