【ひたちなか市】ネモフィラが空・海と溶け合う|青一色の奇跡を堪能
国営ひたち海浜公園「みはらしの丘」では、約530万本のネモフィラが見頃を迎えています。
同園広報係の渡邊万里映さんによると、「見頃のピークは4月27日まで続き、5月4日まで花数が比較的多い状態でお楽しみいただける見込み」です(4/21時点での予想)。
令和5年度の年間入園者数約184万人を誇る国営ひたち海浜公園ですが、昨日だけで約5.6万人を計上したというから驚きです。
混雑が予想される4月28、29日と5月3〜6日は朝7:00開園、夕方17:00閉園です。
早い時間帯や夕方に来場することで、混雑を避けて快適に花畑をお楽しみいただけます。
ネモフィラと空・海が溶け合う青一色の奇跡
一面ブルーに染まった「みはらしの丘」は、空の青色と溶け合う絶景で有名で、書籍「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」の中で、世界の絶景ランキング11位に掲載されるほど。
場所によっては隣接する海とも溶け合った、青一色の奇跡を堪能できます。
混雑に気をつけながら、自分の推しポイントを探るのも楽しみのひとつです。
ネモフィラ
ネモフィラはムラサキ科(旧ハゼリソウ科)のネモフィラ属で、北アメリカ原産の一年草。
高さ10~20cmほどの株に、直径2~3cmの小さな青い花を咲かせます。
和名の「瑠璃唐草」は、瑠璃色の花と唐草模様に似た葉の形に由来。
英名の「Baby blue eyes」は花の中心部が白く、小さくて愛らしい青い花のようすが、無垢で美しい赤ちゃんの青い瞳を連想させることに由来しています。
- 見頃時期/4月13日~5月4日頃まで
- 品種数/1品種(インシグニスブルー)
- 本 数/約530万本
- 場 所/みはらしの丘
- 植栽面積/約4.2ha
撮影:2024年4月15日(7分咲き)
広大な「みはらしの丘」にネモフィラが咲くまで
渡邊さんのお話では、春にネモフィラを咲かせるために、「昨年の 11 月から準備を始めた」といいます。
【11月】12日間にわたり、延べ 80人による手作業で、1粒1mmほどの種を130L分まきました。
【12月】10日~2週間ほどで発芽を確認。根がしっかりと張るまでの間、冬の低温から株を守るための“霜よけシート”を設置。
設置は10日間、延べ112人、1~2月の撤去は11日間、延べ 67人で行いました。
シートを外した後は、ネモフィラの生育が雑草の成長に負けないように、丘全体の除草を行いながら今日に至ります。
■種まき/11月21日~12月14日(期間中の13日間)
■霜よけシート/
設置:12月18日~28日(期間中の10日間)
撤去:1月5日~2月15日(期間中の11日間)
半年にわたって多くの人の手で大切に育てられたネモフィラ。たくさんの青い花を咲かせ、訪れる人々を楽しませてくれています。
公園の情報
通常の開園時間は9:30ですが、4月22日(月)・23日(火)・24日(水)は30分早い9:00から開園します。
※駐車場は開園30分前に開場
5月12、19日(日)は無料開放日。
「たまごの森フラワーガーデン」では、チューリップが見頃です。見頃は4月23日頃まで続く見込みです。
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国営ひたち海浜公園
【住所】茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4
【開園時間】
9:30〜17:00(※開園時間が変更になる可能性あり)
【休園日】
毎週火曜日(火曜日が祝日にあたる場合は直後の平日)
※4月1日~5月31日までは毎日開園
お問い合わせ:
【TEL】 029-265-9001(ひたち公園管理センター)
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