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【ひたちなか市】干支の巨大地上絵に挑戦!「巳」の地上アートで新年の願いを込めて

さつきうみライター(大洗町・ひたちなか市)
写真提供:国営ひたち海浜公園

国営ひたち海浜公園では、来年の干支「巳」をモチーフにした巨大地上絵が12月14日(土)から登場しました。

この干支の巨大地上絵は2008年度から続く人気イベントで、2025年のデザインテーマは初登場となる「巳」。

観覧車から眺めると、その壮大なスケールが一目でわかり、年賀状やSNS投稿にもぴったりの写真が撮れると評判です。

制作の様子

2024年11月25日(月)に始まった巨大地上絵の制作。まずチョークで下絵を描き、輪郭に間伐材を配置します。

その後、園内で採れた自然素材を使って「巳(へび)」の迫力ある姿を形作っていきます。

12月8日(日)には制作体験イベントが行われ、来園者189名がコキアや松ぼっくりを敷き詰める作業を楽しみました。

地上絵は、参加者の手によって少しずつ完成に近づいていきます。

体験リポート

今年は親子でこの制作体験に参加しました。

テーマは2025年の干支「巳」。この地上絵は、刈り取ったコキアや間伐材、松ぼっくりなど、園内で採れる自然素材を活用して作られます。

鱗の部分にはコキアを丁寧に差し込み、輪郭には間伐材を配置。さらに陰影をつけるため、松ぼっくりを使うなど細部まで工夫が凝らされています。

家族や仲間と一緒に大きな地上絵を仕上げていく体験は、とてもワクワクするものでした。

「新年が明るく幸せな一年になりますように」といった願いを込めながら、参加者それぞれが心を込めて素材を配置しました。

体験後は、参加特典としていただいた乗り物券を使い、園内の大観覧車に乗って上空から地上絵を撮影しました。

高所恐怖症の私は、子どもたちに少し嫌がられながらも同乗してもらい、会話で恐怖を紛らわせつつ景色を楽しみました。

ゴンドラが最高地点に達した際、眼下に広がる地上絵の壮大さに圧倒され、完成間近の作品に深く感動しました。

参加特典として乗り物券がもらえるのも、このイベントの魅力の一つですね。

干支の巨大地上絵概要

  • 制作期間:2024年11月25日(月)~12月13日(金)
  • 大きさ:縦32m × 横30m
  • 使用素材:コキア約600本、松ぼっくり約20,000個
  • 制作歴:17年目(通算16作品目)

2025年の一文字「進」

干支の巨大地上絵には、毎年、制作テーマを象徴する一文字が添えられます。2025年のテーマは「進」。

同園広報係のマウリダ・ケリムさんによると、
「『進』には、未来の可能性を信じて“失敗や変化を恐れず夢や目標に向かって進んでほしい”という願いが込められています」とのこと。

巳年は脱皮を繰り返して成長する蛇の姿が象徴的で、生命力や再生を連想させます。このテーマと「進」の文字が見事にマッチしています。

楽しみ方と撮影のコツ

干支の巨大地上絵は、観覧車から眺めるとその迫力が一段と際立ちます。

撮影のベストタイミングは、ゴンドラが最高地点に達する少し前(乗車後約5~6分頃)。

撮影した写真は、年賀状やSNS投稿にぴったりです。ユニークな構図やインパクトのあるアングルを工夫しながら、ぜひ新年の挨拶用に活用してみてください。

公園の情報

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国営ひたち海浜公園

【住所】茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4

【開園時間】

11月1日〜2月末日 9:30〜16:30

【休園日】

毎週火曜日(火曜日が祝日にあたる場合は直後の平日)

12月31日、1月1日

2月の第一火曜日の前日から直後の金曜日まで

*詳細はホームページを参照

ホームページ | Instagram

お問い合わせ: 

【TEL】 029-265-9001(国営ひたち海浜公園 ひたち公園管理センター)

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ライター(大洗町・ひたちなか市)

海沿いの街であり、観光地としても人気の大洗町・ひたちなか市。その魅力と、普段の暮らしの延長線上にある気づきをお届けしたいと思います。

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