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その名も…

さて、本日は、八丁畷駅から歩いていける、素敵なおうちアトリエ（スタジオ）の話題です。

京町公園に面した家の1階部分をスタジオに

こちらは、川崎区にある京町公園の一角。

八丁畷駅からは、徒歩で約10分くらいでしょうか。

京町公園の中からアプローチできます。

一見普通のお宅ですが…

扉を開けて中に入ると、こんな素敵な稽古場が！

（私たち俳優は、これを稽古場と呼びます）

リノリウムも敷いてあり、鏡も張ってあるので、本格的に芝居やダンスの稽古ができます。

アトリエ主・俳優の金沢さん

こちらが、「アトリエ・まこ」を運営する俳優の金沢まことさんです。

この稽古場は、金沢さんがご自宅を改造して、リノリウムを敷き、鏡を張って作りました。

金沢さんは、演技のほか、殺陣を得意としていらっしゃり、私も本日は殺陣を教えていただきに参じました。

この日は、入門編ということで、お辞儀から始まり、刀の構え方、足の運びなど、基本的なことを2時間でギュッと。

金沢さんの穏やかな語り口で、重要なことがスッと頭に入ってきます。

2時間で誰でも、基本的な所作を学ぶことができる、とっても楽しいワークショップでした。

このような、金沢さんが主宰するレッスンの実施のほか、レンタルスタジオとしてもこの空間を地域で活用してもらえるようにしたい、ということです。

地域の表現者たちにも開いた場に

金沢さんは、長年映像や舞台で俳優として活躍しており、現在も現役です。

出身は長崎ですが、小さい頃にお母様と一緒に川崎に引っ越してきました。

「以前から、上の部屋をつかってちょっとしたワークショップのようなものをやることはあったんですが、どうせやるなら本格的に稽古ができたらいいな、と一念発起して、この空間を作りました。」

「今まであまり地域とのつながりを持ってこなかったので、一から始めなければいけないのが心配ですが、妻も助けてくれるので、まずは地域の方にも使ってもらって、さまざまな表現が生まれてくる場になればと思っています」と、笑顔でお話ししてくれました。

奥様のいち花さん

金沢さんと一緒にこのスタジオを運営する奥様のいち花さんも、ダンスと演劇を生業とする俳優です。

おふたりは同じ歳周りの辰年同士。さて、何回りの差なのかは、ぜひアトリエで直接お二人にお尋ねしてみてほしいものですが（笑）。男性諸氏はきっと羨ましくなってしまうくらい、素敵な奥様です。

ちなみに、わたしも空太郎（息子）も辰年なので、今年はこちらの稽古場でお二人と「ドラゴンズ」的なユニットをやってみようか、なんて話で盛り上がりました。

いち花さんも「ちょっとした練習なんかや、公園に遊びにくる保育園の子どもたちも、発表会の場所などにつかってくれたらうれしいです」とおっしゃっていました。

プロフェッショナルな表現者の稽古にも、地域の方の表現の場にも、どちらにも使い道が広がっていきそうで、すごく可能性のある空間だな、と思いました。

気になった方は、ぜひ下記のウェブサイトをチェックして、お二人にアクセスしてみてくださいね。

川崎にまたひとつ、演劇や自己表現を可能にする、創造的な場ができたことを、同業者としてたいへんうれしく思っています！　

まことさん、いち花さん、今後とも川崎の文化シーンをおおいに盛り上げていきましょうね！