塩尻市楢川地区の小中学校では、地元の職人さんによって作られた漆器で給食をいただいていたり、地域の方は小さな頃から馴染みの深い木曽漆器。漆器は傷が付いても目立ちにくく丈夫です。最近は使いやすく便利な商品も増えているようです。

広い間口いっぱいに手に取りやすい価格のキッチン小物が並んでいる「才田屋漆器店」さん。奈良井駅から徒歩10分。奈良井宿上町にある漆器店で漆器製品の製造から販売までを行っています。

大切な方への贈り物や季節の節目やお祝いで使うなど、漆器というと少し敷居が高いと思う方も多いかもしれません。漆は修理しながら長く使えるものなので、日常生活で欠かせないお椀やお箸から触れてみてはいかがでしょうか？

刻印入りのお箸は1膳から購入できます。使いやすい商品をリーズナブルな価格で提供してくれているのが嬉しいですね。

納豆棒！手に取るととても軽くて驚きました。これで納豆を混ぜるとふわふわに混ざります。

"細いお箸"がとても人気とのこと。自然木を圧縮した「極細」は木の触り心地が良く、このお箸を買い替えに来店される方もいるそう。食器洗浄機にも対応しているのも使ってみたくなるポイントですね！

並べてみると太さの違いがわかります。細いお箸はお魚を食べるときに「極細」の良さを実感しました。魚の骨がつまみやすく、滑りにくくとても食べやすいです。

実際に仕事と家事をこなすお母さんでもある店主の奥さんにお話をお聞きしたところ、実際に使いやすく便利な商品を教えてくれました。お箸は定番ですが、初めて目にした菜箸！

高温や油に強い木曽ひのきは揚げ物にもぴったりです。四角形の箸は滑りにくい特徴があるので麺類とも相性が良いとのこと。長さのある菜箸が軽い木曽ひのきなので、暑い季節の料理が楽になりそう。

1膳から購入できる木曽ひのきのお箸の5膳パックがありました。「才田屋漆器店」のロゴ入りパッケージは英語表記もあり斬新でおしゃれ！

ご主人の趣味で作られたというTシャツも販売していました。外国人観光客の方にも人気の商品。漆器店でデザインTシャツに出会えるとは、新しい発見でした。

新しい歴史となって進化している木曽漆器。漆器を身近なものとして使って欲しいという職人さんの想いが形になり、現代の生活に合った実用性やデザインに進化して日常生活に溶け込んでいます。