【横須賀市】お寺でこども食堂とピアノコンサート☆昔も今もお寺は地域のハブに!浄楽寺で繋がり広がる
横須賀の楽しい情報を発見!うみちゃんです。先月「お寺で流しそうめんをやるんですよ」という情報を聞き、行ってきました
開催場所は芦名にある浄楽寺。『子どもだけでも食堂 みんなでお寺ごはん』は2回目の開催です。
歴史ある浄楽寺
金剛山勝長寿院大御堂 浄楽寺は 創建1189年(文治5年)の前後と推測され、約800年の歴史がある浄土宗の寺院。国指定重要文化財運慶作仏像5体(阿弥陀三尊、毘沙門天、不動明王)を保有、横須賀市指定重要文化財釈迦三尊仏画を所蔵する有名なお寺です。
お寺に到着すると境内にはテントが設置され、多くの人や子どもたちで賑わっています。走り回ったり、大きな笑い声など、子どもたちの楽しそうな様子を見て、こちらも楽しくなります。
長い竹が2つセットされています。先ほどまで竹の周りに集合して、流れてくるそうめんをすくって食べたとのこと。子どもたちが楽しむ光景が目に浮かびますね。本物の竹を使った手作りの流しそうめんは良い思い出になりますね。
当日は朝9時からボランティアの皆さんが集まり、そうめんの薬味や食事を準備されたとのこと。
本堂の前には子どもたちのサンダルが並んでいます。みんなが集まっている賑やかな様子は自分の子どもの頃を思い出し、懐かしくなります。
本堂でくつろぐ
お寺というと神聖な場所、手を合わせて静かにお参りをする場所を思って育ったため、寝転んだり本を読んだり、遊んでいる自由な子どもたちの様子に驚きました。もしかすると、これが本来の光景で、時代の流れによって失われてきたものかもしれません。
午後からシンガーわたなべちひろさんによるピアノ演奏・コンサートが行われました。澄んだ心洗われる歌声に子どもたちも聴き入っていました。
本堂のグランドピアノは住職の私物です。これまでにも演奏会や有名な声楽家、オペラ歌手、シンガーによるコンサートを開催したとのこと。本堂の建築構造のためか、生音は美しく響くそうです。
美味しいスイーツも!
楽しくて美味しいコニーのチョコバナナ、コニーさんも来られていました。かわいいユニークなチョコバナナに子どもも大人も大喜びです。
当日の様子はInstagramで発信されています。
浄楽寺 Instagram
地域のハブに
浄楽寺の副住職 土川さんは「昔はお寺は地域のハブでした。子どもから大人まで地域の皆がつながる場を提供したい」話します。前例がないことを始めるには様々な課題があり、ここまで来るまでに約5,6年はかかったとのこと。
新しい視点で「人とのつながりを生み出す場」になった浄楽寺はコンサートやアートギャラリー、ヨガ、絵本読み聞かせ鑑賞会、習字教室など、レンタルフリースペースとして貸し出しも行なっています。
浄楽寺の対岸には「えんむすびのひろば」を作り、イベントを開催しています。9月にはFOOD festivallを開催しました。
11月も開催
『第3回子どもだけでも食堂 みんなでお寺ごはん』が2023年11月19日に開催されます。
浄楽寺は地域の方の笑顔が溢れる場。「こんなことをお寺で開催するの?!」という想像を超えたイベントが楽しみです。皆が集まることで新しいつながりやご縁が生まれ、心の拠り所を作っています。
秋の御開帳
国重要文化財の運慶作の仏像を拝観することが出来ます。15時から浄楽寺の十夜法要、秋の限定朱印もあります。
詳細は浄楽寺のHPをご覧ください。
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