都内屈指の温浴テーマパーク「スパジアムジャポン」で丸1日過ごしてみた
サウナ散歩家のカラーひよこです。都内とその周辺のサウナ巡りが趣味で、これまでに 320 店を数えるサウナ・銭湯・スーパー銭湯を渡り歩いています。
今回のサウナ散歩は東久留米市の「スパジアムジャポン」。発汗爆汗三昧の1日でした(汗。
間断なく「進化」を続けるレジャー施設
近所という事もあり、この地に温泉が出たという時点から定期的に通っている施設であるが、少し時間を置いて再訪するたびに、どこかしらが必ずリニューアルされているという、サウナーの体質ばりに新陳代謝の高い施設である。
この日も野球場のような巨大な建物に着いてテラス席を見上げると、また新しいテントサウナが増えているのが確認できた。
他にも、レストラン専用のテラス席にもドームテント型の食事席ができていたり、岩盤浴エリアの各席のレイアウトが変わっていたり、リラクゼーションコーナーには「鍼」と「超絶睡眠ヘッドスパ」なるコースが登場していたりするのが確認できた。
ところでこの日は平日にも関わらず 20 分ほど並んでの入館だった。開店時間から一時間は経っているのに・・飛び石連休をつなげて4連休にしてる人が多いからか。
どうも自動精算機のところで詰まっている様子。入館時に入館料を支払うのとは別に、退館時にも別途食事代や自販機で使った料金を払うのであるが、これは退館時に全てまとめて一括精算する方式にした方がいいのではないか、などと。
ともあれ、都内屈指の若者向け温浴テーマパークであり、休日に空いているということはまず無いと想定しておいた方がいいだろう。
漫画3万冊、岩盤浴 100 床、食事も和洋中なんでもあり
とにかく「無いものは無い」というくらいに全てが詰め込まれているレジャーランドのような施設である。
3万冊以上の漫画は日本最大級という 100 床以上の岩盤浴の中で読み放題だし、フードコートには和食、中華、イタリアン、エスニック、カフェと全部押さえてあるし、スイーツ系も定番と流行りの物は一通り揃っている(タピオカは消えたが・・)。
そんな訳でスパジャポへ来る時には「岩盤浴」を利用しない手はなく、半日以上はゴロゴロするつもりで、時間の余裕のある時に訪問している筆者であった。そもそも「入浴」だけで利用したことがないかも。
正直な話、「岩盤浴」と、岩盤浴テラスにある「テントサウナ」だけでその日の「発汗欲」が十二分に満たされてお腹一杯になってしまうので、「岩盤浴 + シャワー」だけのコースが欲しいくらいである(笑。
漫画を持ち込める岩盤浴ルームが漫画喫茶よりコスパ高い
という事で3階で入館手続きを済ませると4階の浴室ロッカーで岩盤浴衣に着替え、5階の岩盤浴エリアへ。漫画を数冊手に取り、岩盤浴からのスタートである。
漫画喫茶のような時間制限が無いので、漫喫代わりに利用すると考えた場合、かなりコスパが高いのであった。風呂・サウナも入れるし(笑。
ちなみにこの岩盤浴衣、岩盤浴タオルの方は大量の汗を吸ってずっしりと重くなっているにも関わらず、どういう素材でできているのか、岩盤浴2セットとテントサウナ2セットを終えた後も結構サラサラである。女性は着物のようなワンピースタイプもあり。
しかし、いつも最初に入る部屋の床は全て埋まっており、やや低温の別の部屋で。自分の好きな「ブラックゲルマニウム」がちょうど一床空いていた。
アロマのいい香りもする。マンガ2冊で1時間ほど。
巨大なかき氷の部屋で汗を引かせてから、2セット目も低温の「リラックスルーム」で。
42 度。はたまたクッションもリクライニングも全部埋まっている。奥にある蜂の巣のような巣箱のひとつだけ空いていた巣穴に籠る。。漫画3冊読んだので、こちらも1時間は居ただろうか。
サウナとはまた違った質の高いサラサラとした汗が大量に流れ出たことだろう。充分な水分補給を忘れずに。。
ここで一度外気浴休憩をしようと中5階にあるテラス席へ出てみると、ハンモック型のブランコ席が新しく増えていた(空かなかったが)。
テントサウナの並ぶテラス「グラウナ」が爽快過ぎた
岩盤浴をたっぷり2セッションした後は、本日のメインディッシュである、テントサウナへ・・。しかしここでも7棟あるテントサウナは全て埋まっていた。
しかし、樽型の「バレルサウナ」がタイミングよく空いており小躍り。初体験である。
入った瞬間から熱い・・(笑。かなりハードそうである。定員は5人くらい。
アロマ水でセルフロウリュ。焼け石に水が派手な音を立てて室温が急上昇・・たまらん。。
後から入ってきた2組のカップルが出るまで耐える。。
ちなみに上のロウリュしてる場面を動画にも撮って SNS に投稿してたのだが(バカか)、スマホが高温で緊急シャットダウンしたり、場合によっては壊れてしまうかと思うので注意。
そしてこちらも初体験、以前あった巨大送風機に代わって登場した「THE COOL GANG」なる冷凍ルームへ。ボタンで開ける分厚い扉がまさしく小型の冷凍庫。
マイナス 20 度との事。さっきのバレルサウナの室温が 110 度とすると、温度の落差 130 度(笑。ベンチも椅子も床も霜が降りている。スピーカーから流れる BGM はここだけヒップホップ系であった。
ベランダサンダルを脱いで入ってしまったので足の裏の感覚が・・腕の産毛が凍っていた(!)ので大いにウケる(笑。
「もし閉じ込められたら・・」と不安にもなったが、内側に緊急非常ボタンあり。
テントサウナが相変わらず空かず、2セット目はバレルサウナの隣の、透明なかまくらのような形の「スカイドーム」へ入る。こちらは去年からあったと思うけど、入るのは初めて。相席で定員は7人くらいだろうか。
さっきのバレルサウナに比べるとだいぶ低温でマイルドである。こちらも悪くない。
外へ出ると夕焼け時であった。昼前に入館して昼食と岩盤浴にゆっくり時間をかけるとこんなペースである。
風が心地良かったので、先ほどの暴力的なギャングスタ冷凍庫(笑)には入らず、そのまま横のハンモックへごろりと・・。汗を吸った浴衣が風を受けての気化熱効果(?)で、超絶チルアウトタイムでありました。
しばらく夕風に吹かれて揺られていると寒くなってきた。そろそろ大浴場で温まろう。
サウナ室にストーブが増設されて「爆風ロウリュサウナ」に
岩盤浴エリアで4セッションもした後なので、お風呂もサウナも軽く1セットでいいだろう。食後のデザートといったところ(別腹)。
そのサ室へ入ると、こちらもリニューアルでストーブが増設されていてびっくり。さらには以前からオートロウリュ装置は付いていたが、その上に送風口が2つ。爆風ロウリュ化している・・。これは最近どこでもトレンドですな。。
しかも、たまたまそのストーブと爆風の正面の席しか空いておらず(笑。ロウリュタイムが始まると、注水と同時進行で容赦無い熱風が吹き荒れる・・。
1分くらい続いただろうか。上段の席のお客が次々と退散。この4段タワーの上段席は上級者向けである。
16 度の水風呂は冷たくもぬるくもないけれど、横に設置の、上から氷が次々と落ちてくる全自動アイスディスペンサーのビジュアルが体感温度を低くしている。
隣の炭酸泉水風呂の方はサウナが 100 度超えになってそちらもセッティングを変えたのか 13 度であった。ふと、「久しぶりに入ってみるか・・」などと魔が刺した。
「痛たたたた!!!ww」
入った直後から局部に痛みが・・いわゆる「チンピリ」というアレである。
サウナは1セットにして、内湯の炭酸泉へ。黒湯が多いこの地域の温泉の中では逆に珍しい、無色透明の「武蔵野温泉」に高濃度の炭酸を溶かし込んである。
その後、すっかり暗くなった露天風呂へ出ると、こちらでも5つほど並ぶ、ゆったり1人サイズの壺湯の炭酸泉に入る。
最後は薬湯へ。以前はあつ湯だったのだが、こちらも中温の「季節の薬膳」へとリニューアルしていた。「岩下の新生姜風呂」。あの生姜の漬け汁そのままの真っ赤な湯で〆。
おつかれさまでした。
所沢に「スパジャポ2号店」が建設中?!
9時間近くの滞在であった。なんというか、「完全燃焼」した感じ(ゴロゴロダラダラしていただけだが)。
お客の年齢層が圧倒的に若くて、以前は温泉でも岩盤浴でも、そちこちにハイテンションなグループも目立ったものだが、その後マナーが周知されたのか、この日にすれ違った若者グループは皆落ち着いていて礼儀正しかったです。ひとくくりにしてはいけない。。
右を見ても左を見てもアベック(死語)だらけには変わりないが(岩盤浴・サウナでデートとはいい時代である)、ひと頃以前よりかは、ぼっちのおっさん客にも優しい感じになった気もする。
もとより「オトナの落ち着き」とか「侘び寂び」(?)を求めに来る施設ではないのであった。
普段使いには向かないかもだが、とにかく「無いものは無く」「全てのスケールがデカい」ので、一度来てゆっくりしてみては。
ところで、最近筆者がリークした情報によると、お隣の所沢に「スパジャポ 所沢店」(仮称)が建設中らしい。楽しみ過ぎる。。
サ飯はフードコートの和食レストラン「山水草木」で。山かけのお蕎麦とサーモンアボカドの小丼。旨い。ごちそうさまでした(^人^)
天然温泉 岩盤浴 スパジアムジャポン(公式サイト)
料金:850 円(岩盤浴 + 850 円)
営業時間:9 : 00 〜 翌 1 : 00
定休日:年中無休
アクセス:西武池袋線「東久留米駅」西武新宿線「田無駅」他より無料シャトルバス
駐車場:400 台(無料)
関連リンク
関東最大級の岩盤浴・コミック3万冊「スパジアム ジャポン」(東京サウナ日記)
リニューアルした「スパジャポ」のテントサウナを体験してみた(東京サウナ日記)
テントサウナと岩盤浴で新陳代謝三昧(スパジアムジャポン)(東京サウナ日記)