【東大阪市】好きなものを文字におこす!その思いは日下の古民家より発信されます。
「旧河澄家」では現在書道展が行われています。12月20日までは、 川上佳香と門下生の方による作品展が展示されていましたが、12月23日より、深川秀鳳さんとそのお弟子さんによる作品展に変わります。今回は、その新しく入れ替わった書道展の様子をお伝えいたします。
東大阪市の日下地域にある「旧河澄家」。江戸時代の暮らしを現代に伝える貴重な古民家です。現在ここでは、企画展示「書道展」が行われています。
12月23日より、深川秀鳳さんと門下生の方による作品展に展示が変わりました。この展示会のテーマは「楽しい書道展」とのことです。好きなアニメや漫画をテーマに好きな題材を選んで書かれた作品とのこと。なかなか見ることができないコンセプトではないでしょうか。
まずは、子供達の作品です。カービーやポケモン、ワンピースといった人気アニメのキャラクターを文字にしてるのが目立ちます。好きなテーマだからこそ真剣に取り組んだことが伝わってきますね。この古民家の近くには「石切丸」で有名な「石切神社」があります。そこは東大阪市の中でも由緒ある神社ですが、漫画の影響で有名になった神社でもあります。アニメや漫画ネタを見ると、日下地域らしさを私は感じました。
こちらは、大人の方の作品です。「インテリアになる書」「家族へのプレゼント」をテーマに書かれているみたいです。おしゃれなふちに飾られて、豪華な感じが出ています。家に飾ってると、非日常のお部屋の雰囲気を楽しめそうですね。
こちらは、深川秀鳳さんの作品です。書道の面白いところは、さまざまな書道半紙に力強い文字が書かれることではないでしょうか。日本の伝統文化は、演出する空間の中に楽しむ要素があります。書道は、書道半紙と文字によるシンプルの中にも精強な空間が生み出され、そこに非日常の感動を感じます。
この展示は、来年1月15日までとのこと。いかにも古民家らしい企画展でもあり、書道展は日頃見る機会も少ないと思うので、ぜひ一度訪れてみてください。
旧河澄家(書道展)
【住所】大阪府東大阪市日下町7丁目6番39号
【アクセス】近鉄奈良線「石切駅」より、北西へ徒歩15分程度
【開催期間】2022年12月23日~2023年1月15日
【開館時間】9:30~16:30
【休館日】月曜日(祝日の場合は翌日) ※最終日は午前まで
【お問合せ】072-984-1640