徳川家康をまつる神社や四季を楽しめる温泉街など!日本文化や歴史を満喫できる栃木県日光市を紹介
日本の関東地方に位置する栃木県日光市は、都内近郊で日本特有の自然や歴史を堪能できる観光スポットです。
戦国武将・徳川家康とゆかりのある神社「日光東照宮」のほか、自然や四季を温泉といっしょに楽しめる「鬼怒川温泉街」、過去に稼働していた銅山をトロッコ電車に乗って探検できる「足尾銅山跡」など、日光市の魅力がギュッと詰まったスポットを厳選して紹介します。
◇日光東照宮
日光の社寺として世界文化遺産に登録されている「日光東照宮」は、約260年間続いた江戸幕府の創設者・徳川家康を神としてまつる神社です。
その敷地内には、1618年に九州筑前(現・福岡県)藩主・黒田長政が奉納した「石鳥居(いしいどり)」や1日中見ていても見飽きないほど美しいといわれる「陽明門」など、数多くの重要文化財や国宝が集結しています。
神馬を飼う馬小屋「神厩舎」の上に施された猿の彫刻は、子供から大人へ成長する猿の姿が描かれ、人の一生を物語っているのだとか。そのうちの子供時代を表した「三猿」といわれる彫刻が最も有名で、悪いことは「見ざる・言わざる・聞かざるという」意味が込められています。
◇鬼怒川温泉街
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」に登場する銭湯「油屋」に似ていると、たびたび話題に上がることもある鬼怒川温泉街。
温泉が発見された当初は周辺の僧や大名だけが利用できる施設でしたが、明治時代に一般開放されてからは多くの観光客が訪れ、今では関東代表する温泉街となっています。
周囲を渓谷に囲まれた立地に位置するため、春夏秋冬の四季を肌で感じながら温泉を楽しめる露天風呂が人気です。
また、周辺に「江戸ワンダーランド」や「東武ワールドスクウェア」などのテーマパーク、車で30分の距離には日光東照宮もあるため、日光市内の観光拠点にも最適です。
◇足尾銅山跡
かつて「日本一の鉱都」と呼ばれ、大いに栄えた足尾銅山。
閉山となった現在は「足尾銅山跡」として一部解放されており、トロッコ電車に乗って全長約460メートルの薄暗い坑道を探検することも。進んだ坑道の先には、年代ごとの「鉱石採掘の様子」がリアルな人形で再現されています。
鉱石が銅になる過程を展示した「銅資料館」では、400年続いた足尾銅山の歴史や日本での役割を学べるほか、敷地内には飲食店も併設されており、1日中楽しめるスポットです。