年末の話題に! 歴史人物の墓前で奉納踊りをする徳島の踊りとは? 現地の写真も紹介【from 徳島市】
徳島県のある踊り「〇〇おどり」は、演舞場で踊る前に安全と成功を祈願し、徳島の藩主を務めた蜂須賀家の墓前で奉納踊りをおこないます。
さて、徳島県のある踊り「〇〇おどり」とは、何踊りでしょうか?
徳島県民はご存知の方も多いかもしれませんが、ぜひ考えてみてくださいw
答えは…
そう! 日本三大踊りとしても有名な「阿波おどり」です♪
「踊る阿呆(あほう)に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々」のリズムでお馴染みの「阿波おどり」。
そんな「阿波おどり」の奉納踊りを踊るのが、徳島市下助任町の「興源寺」奥にある蜂須賀家歴代藩主墓所です。
そう、「阿波おどり」の奉納踊りは、蜂須賀さんの墓前で毎年おこなわれています。
これは、阿波おどりの有力節でもある「築城起源説」が関係しているのかもしれないと思い調べてみましたが、情報はありませんでした。
※「築城起源説」とは…「徳島藩祖である蜂須賀家政が徳島城を完成させたとき、城下町の人々が祝賀行事として踊ったことが起源」とされる説のこと。
そこで、「徳島県阿波おどり保存協会」に尋ねてみましたが…
「築城起源説に基づくものだとは思うけれど、墓前の前での奉納踊りはずっと昔からやってきたことで、どうしてはじめたのかはハッキリとはわからない」とのことでした。
興源寺には、立派な「蜂須賀家歴代藩主の墓」が建てられているほか、ベンチや小さな池などもあります。
天気の良い日には、歩いて散歩している人や子どもたちの姿もチラホラ。
季節によっては花も咲いているなど雰囲気がよく、蜂須賀さんたちがおさめていた昔の徳島を想像しながらゆっくりと歩きたくなる場所です。
興味のある方はぜひ、足を運んでみてください。
■興源寺
【住所】徳島市下助任町2-45