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《お出汁を味わう》日吉駅前に新規オープン!味わいを大切にする丁寧な居酒屋さん【横浜市港北区】

みうけん地域情報発信ライター(横浜市)

横浜市地域情報クリエイターのみうけんです!

東急東横線・地下鉄の日吉駅は、東側に慶應義塾大学、西側にロータリーの広がる一大学園都市ですよね。

学ぶ方も働く方も多い日吉の街では、リーズナブルで美味しいグルメがアレコレと集まっています。

そんな中、本日訪れたのは日吉駅西口から徒歩1分の居酒屋さん。

2024年1月に開店されたばかりの「飯酒トモエ」さんです。

このお店は、お仕事仲間から「新しくてキレイだし、料理もおいしいよ!」とオススメをいただいてました。

こちらのシェフは、三つ星レストランで経験を積んだそうで、それだけで間違いはないと思います。

和食メニュー、居酒屋メニューだけではなく、スッポンやフグまで堪能できるという・・・。

これはゼイタクなひとときが過ごせそうですよね。

この度、日吉に来る機会があったので妻ちゃんと予約してワクワクしながら訪問です!

お店はビルの地下にあり、店内にはズラリとカウンター席やテーブル席が。

お店自体はあまり目立たないのですが、店内は満員に近い賑わいでした。

今回お邪魔したのは、フルオープンキッチンのカウンターで。

カウンターは、お一人でも、カップルなどの少人数でゆっくり飲むのにも良いですよね。

もちろんテーブル席もあります。

テーブル席は、仲良し同士でワイワイやるのに最高な席。

さて、スタッフさんにニコニコと促されてドスンと着席。

オシボリで落ち着きながらメニューを確認です。

メニューには実に魅力的なメニューがズラリと並んでいて、どれも気になります!

しかし胃袋の容量には限界があるので、特に気になるものをいくつかチョイスさせて頂きました。

◆サラダ

お通し的に、一番出汁とサラダです。

一番出汁は優しい味で、すべての料理のベースとなっているそうです。

この日は寒かったので、温かいお出汁でホッコリできるのは嬉しいもの。

水菜のサラダはシャッキシャキで、トマトはジューシー。

ニンニクの効いた自家製のドレッシングが、パワーがつく味で美味しいです。

◆前菜5種盛(2200円)

能登のなまこ酢・白和え・筑前煮・ホタルイカと庄内あさつきの酢味噌和え・ゴボウのたまり漬けのセット。

真ん中にある、九条ネギとジャコの煮浸しはオマケしてくださいました。

ありがとうございます!!

▼能登のなまこ酢

コリコリとした食感が小気味よく、爽やかな美味しさ。

酸っぱすぎない、優しい酸味が身体にジンワリ沁み渡って美味しいです。

▼白和え

焼き椎茸と菜の花の白和えで、実に優しい味。

上にあしらわれたクルミのシャクシャク食感が良いアクセント。

▼筑前煮

具沢山で、こんにゃくはきちんとちぎってあります。

(包丁で切るより味が染みやすくなります)

優しい味付けで、これは日本酒によく合いそう。

減塩生活をする身としては、これくらいの優しさが嬉しいです。

▼ホタルイカと庄内あさつきの酢味噌和え

フキノトウを揚げたものがアクセントに乗っています。

あさつきは驚くべきシャキシャキかげん、ホタルイカはむっちむち。

酢味噌のアンバイもよくて、これは実に美味しいです。

▼ゴボウのたまり漬け

ゴボウは意外にもしっかりとした酸味がありました。

シャキシャキな食感もよくて、日本人で良かったと思える小さなヨロコビ。

▼九条ネギとジャコの煮浸し

ジャコがしっとりとやわらかく、噛めば噛むほど旨味が滲み出してきます。

ネギの風味もしっかりしていて、サッパリと頂けますねぇ。

◆すっぽん焼売(700円)

こちらは、ここ「飯酒トモエ」さんの看板メニュー。

なんと、スッポンはお店で捌いているんだそうです!

スッポンの出汁、エンペラと呼ばれる甲羅の周りのプリプリと、豚肉を合わせたもの。

下味もついていますし、別添えの黒酢しょうがをつけて食べてもOK。

箸で切ってみると、ものすごくモッチリして、むっちむちな肉感を感じます。

一口食べてみると、グイグイと主張してくるすっぽんの旨味が素晴らしいです。

豚のお肉だけの焼売とは違った、野生味あふれて濃厚な味わい、そして香り。

千切りになった皮も見た目にも面白く、肉の食感を邪魔していないのも良いですよね。

◆ナチュラルガーデン・マンダリン(1300円)

韓国の沖縄と呼ばれる済州島で採れた柑橘を使った、クラフトビール。

青みかんの瑞々しくて甘酸っぱい香りのする、軽い口当たりのクラフトビールでした。

苦味は全くなく、柑橘系のサワーに近い爽やかな感じ。

これは、どんな食事にも合うし、珍しいので試す価値はあります。

◆弓豚の一口ヒレカツ(1000円)

茨城県の弓野畜産さんの無菌豚を使用しているので、ほぼレアで頂けます。

こちらの養豚場は、運営されている弓野兄弟さんしか入ることを許されない、徹底管理された無菌の養豚場。

家族すら入れないという環境で、無菌状態で育てられた豚さんたち。

従来の「豚はよく火を通して食べるべし」という常識が覆される逸品です。

箸で摘んで持ち上げるだけで溢れ出す肉汁よ!

ガブッと食べてみると、ものすごく爽やかで、軟らかくてきめ細かい上質なヒレ肉です。

お口の中にあふれるジューシーさからは、油っこさが全くないんです。

タレをつけて食べるのも美味しいけれど、お肉そのものが美味しかったのでそのまま頂きました。

一口とありますが、実際はは大きいので、軽く2口ぶんあります。

食べ応えもあってボリューミー、そしてジューシーで味わいも深い、最高なヒレカツでした。

◆海老のかき揚げ(1100円)

海老100%の贅沢なかき揚げです。

まずは藻塩を付けていただきますが、ものすごい厚みです。

そして、噛めば噛むほどお口が海老で支配されていく・・・。

頭からつま先まで海老海老しくなります!

こんな濃ゆいかき揚げは初めてです。

食感、香り、味わい。タネが全て海老とは、何と言う贅沢なのでしょう。

天つゆには、大根を鬼おろしですったものが入っています。

サッパリとシャクシャクが活きた、美味しい天つゆでした。

◆焼き鳥もも肉(1200円)

これも、この「飯酒トモエ」さんに来たら絶対に外せないメニューです。

塩とタレが選べますが、今回はタレで。

九州から直送されたという鶏肉を炭火でじっくりと焼き、自家製の生七味を添えていただきまーす。

うーむ、皮目パリッパリ、身は軟らかくて味が深くてジューシー。

お口に広がる炭火焼きの香りが良いアクセントです。

噛めば噛むほどお口に旨味が広がり、フレッシュな生七味とも良い相性。

ネギも甘くてシャキシャキ、しかしてトロットロにトロけます。

嗚呼、九州の鶏ってなぜこんなに美味しいんでしょうねぇ。

◆旬魚のあて巻き(4貫:1600円)

こちらは、お隣さんが食べていてモノすごく気になったメニュー。

今回は佐渡のブリをメインに、ガリ、大葉、ねぎ、シャリと共に巻かれます。

酒のあてを入れるから「あて巻き」。

いえいえ、これはもう立派なお食事ですよ。

これは是非とも日本酒を用意して食べていただきたい!

お魚だけではなく、ガリや大葉の味わいも堪能できる贅沢なお寿司です。

ブリはトロットロに甘くて、ガリはシャキシャキ、大葉は芳しい。

まさに五感で楽しむお寿司で、全ての食材がそれぞれ良さを主張していて、その対比を楽しむことができますねぇ。

◆じゃこと大葉の焼きおにぎり(お椀・漬物つき:800円)

山形県産つや姫を使用された、贅沢な焼きおにぎりです。

料理長さんの奥さまが山形に縁があって、直送して頂いているんだとか。

白味噌のお味噌汁と、香の物のセットです。

このお味噌汁が優しくて、トロットロで美味しいのですよ。

じっくりと丁寧に焼かれているので実にカリカリ、中はもっちもち。

ジャコと大葉の風味が爽やかで素晴らしいです。

丁寧に作られるので、焼くのに少しお時間がかかります。

しかし、食べて絶対に後悔のない、絶品の中の絶品とも言える焼きおにぎりでした。

添えられたお新香も、きっと自家製なのでしょう。

サッパリとしていて、お食事でホンワカしたお口をキュキュッと引き締めてくれました。

◆◇◆後記◆◇◆

このお店は、日吉駅から徒歩1分の「飯酒トモエ」さん。

決して目立たない、誰かに教えてもらわないと分からないような隠れ家です。

それにもかかわらず、この日は平日にもかかわらず、ほぼ満員。

それもそのはず、どのお料理も丁寧に作られていて、このお店を知っているだけで格が上がること請け合いです。

厳選された素材を活かし、優しい出汁を活かして、丁寧に作られた渾身のお料理たち。

日吉駅で美味しいお酒とお料理が欲しくなった時、「飯酒トモエ」さんをオススメします。

お試しを!

飯酒トモエ (Rettyページ)
045-534-3864
横浜市港北区日吉本町1-2-17 B1F
※お店の情報・メニューなどは予告なく変更となる場合があります。
※最新情報は公式Instagramをチェックしてください。
※レビューはあくまでも筆者の嗜好によるもので、皆様のお好みとは異なる場合があります。
※この記事はお店の方の許諾を得て撮影・掲載させていただいております。

地域情報発信ライター(横浜市)

愛車はヤマハのシグナスX。原付またいで、見たり聞いたり食べ歩いたり。風にまかせてただひたすらに、ふるさと横浜とその近辺を巡ります。

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