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【神戸市東灘区】古代からのパワーストーンを感じに保久良神社に行ってきた

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圧倒的な自然の力を前にしたときに私たちはなにを感じるのでしょうか。古くから巨石を祭祀してきたと言われる場所が保久良神社です。ここには大きな岩が自然の力として悠々と点在しています。これらの石からなにかを感じることができるのか訪ねてみました。

神社を囲むように磐座がある

保久良神社の参道入り口。
保久良神社の参道入り口。

保久良神社は阪急神戸線の岡本駅から約1.2キロの距離の場所にあります。距離は短くても急勾配を登って神社まで行くことになります。上の写真の場所からは車両も入れません。

磐座「珍生岩」。
磐座「珍生岩」。

神社に着く前に最初の磐座(いわくら)の看板がありました。珍生岩と書かれていますが、草木に覆われていてどこに岩があるのかは見えにくい状況でした。

保久良神社。
保久良神社。

そしてようやく保久良神社に到着です。なかなか急勾配の道で歩き慣れていない方には脚への負担がかかるかもしれません。まずは神社への参拝をいたします。

磐座、立岩」。
磐座、立岩」。

境内にも磐座の看板がありました。こちらは立岩。いくつか書物を調べてみるとここにある巨石の多くは自然にこの場所にあるものではなく、何らかの方法で運ばれてきた石ということです。重機もない時代にどうやって運んだのかを想像するだけで古代のミステリーに翻弄されます。

磐座についての解説板。
磐座についての解説板。

立岩の横には磐座についての解説板があります。これによればこの神社を取り囲む磐座は古代祭祀遺跡とのこと。多くの土器なども発掘されていることから祭祀が行われていたのは確かなことのようです。

境内の裏に回った場所にある岩群。
境内の裏に回った場所にある岩群。

神社の裏手に回ってみます。すぐ後ろにも岩が点在していました。これらの祭祀のときになにかしらの役目を持っていたのでしょうか。

磐座「神生岩」。
磐座「神生岩」。

さらに進むと磐座の神生岩が出てきました。ここからは土器類が発掘されたそうで磐座の中でも名前が付けられた石になっています。ガイドブックにも必ず掲載されている磐座。

神社の周りにはさらに石郡が続く。
神社の周りにはさらに石郡が続く。

調べてみると神社を中心に石が配置されているとのこと。というより配置されたストーンサークルの中に神社を建てたというのが時系列で言えば正しいのでしょう。保久良神社の磐座を見て回ると古代の歴史に触れている感じがしてきます。

この保久良神社は岡本駅から歩いて行くと、あの喧騒ある駅前からわずか30分ほど山を上がったところにあることが信じられないほど雰囲気が異なる場所です。それはパワーストーンのせいなのかはわかりませんが、確実に街中にいては感じることができない何かを体で確かめることはできました。

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保久良神社
阪急神戸線 岡本駅下車 徒歩約30分

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