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【上田市】とにかく涼しい!高原の名瀑 雨後は迫力の景色も

もりのりこ地域移住系ライター(上田市・東御市・小諸市)

今回訪れたのは菅平高原の入口にある唐沢の滝

まるでレースのカーテンを垂らしたような幅広の美しい滝も、雨上がりには、見る者を圧倒する迫力で流れ落ちます。菅平の自然が生んだこの名瀑・唐沢の滝をご紹介します。

・唐沢の滝とは

菅平高原の入口、国道406号沿いにある唐沢の滝。

滝本体が流れに削られ、長い年月をかけて看板のあたりから現位置まで後退した
滝本体が流れに削られ、長い年月をかけて看板のあたりから現位置まで後退した

滝の落差は約11メートル、幅は季節や流量にもよるが最大10メートルである。滝のかかる岸壁は、根子岳から噴出したマグマが冷え固まった溶岩からなる。(上田市真田地域自治センター 産業観光課)

沢沿いに遊歩道があり、その姿を間近で眺めることができます。運が良ければ、滝に架かる虹が見えるかもしれません。

・雨後は迫力!

訪れたのは、前日から降り続いた雨がようやく止んだ昼過ぎのこと。

遊歩道から見える滝
遊歩道から見える滝

沢の流れも盛大! 
沢の流れも盛大! 

国道から、樹々の向こうに滝のカーテンが見えました。遊歩道に降りると、囂々と流れ落ちる音も聞こえてきます。

勢いよく流れ落ちる滝
勢いよく流れ落ちる滝

シャワーのように水が舞う
シャワーのように水が舞う

滝の周辺は、ものすごい水しぶき!構えたカメラレンズが水滴でぼやけ、全身がぐしょぬれになってしまいました。

こんなにも近くで滝を見ることができる
こんなにも近くで滝を見ることができる

短い滞在でしたが、流れ落ちる滝の音と水しぶきに包まれ、大興奮のひとときでした。

・涼しいことは間違いなし

上田駅周辺が30度を越える日でも、高原の風は涼やかです。そして、木陰の水辺はさらに涼しく、暑い日は水しぶきを浴びるのも気持ちよさそう。

マイナスイオンたっぷり!
マイナスイオンたっぷり!

今年の夏は猛暑を越えた酷暑が予想されるので、ここは覚えておきたいスポットです。

次にいくつかの注意点をお伝えするので、おでかけの参考にしてください。

・お出かけ前にチェック 注意点

ぬかるみ:

遊歩道はところどころぬかるんで、濡れた岩は滑りやすくなっています。歩きやすく汚れてもOKな靴でおでかけください。

水濡れ:

濡れたくない方は念のためにレインウェアなどを持参するとよいです。カメラなどの機材については防水対策をお忘れなく!

クマ:

クマの目撃情報もあるエリアです。出かける際は周辺情報を確認し、クマが活発に活動する朝夕の薄暗い時間帯は避けてください。

天気の急変:

これからの季節は天気の急変の心配があります。川の上流である菅平高原の天候にも注意してください。

・いかがでしたか

涼を満喫できる大自然に囲まれた上田市。暑い日はちょこっと滝まで涼みに行ってみてはいかがでしょうか。

唐沢の滝
住所:長野県上田市菅平高原
問合せ:0268-74-2003(菅平高原観光協会)
駐車場:なし
トイレ:菅平高原入口公衆トイレ
交通アクセス:上信越道上田菅平ICより車で約25分

地域移住系ライター(上田市・東御市・小諸市)

東京・渋谷出身。22年12月から長野に拠点を移してあちこち巡るヒトとなる。 豊かな自然、伝統とあたらしさ、独特のカルチャーに惹かれ、日々過ごしています。 ヨソから来たからこそ発見できる地域の魅力。 ほんとうに伝えたいことだけをていねいに記事にします。

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