Twitterがダイレクトメールの140文字制限を撤廃
Twitterは140文字制限のサービスとして知られてきましたが、プライベートにメッセージをやりとりする「ダイレクトメッセージ」(DM)で、140文字制限を撤廃しました。これによって、ユーザーは、文字数制限にとらわれず、他のユーザーとのメッセージを楽しむ事ができるようになりました。
Twitterは早くからダイレクトメッセージの機能を搭載してきましたが、必要最低限の機能しかなく、「シンプル過ぎた」ことから、メッセージアプリの市場での存在感はありませんでした。LINE、Facebook Message、SnapChatなどの、流行のアプリのようなメッセージアプリの盛り上がりを享受できていません。
今回のダイレクトメールの140文字制限撤廃についても、長いメッセージが書けるようになっただけで、スタンプ機能や投稿した内容が消える機能などは、特に用意されているわけではありません。やはり、依然としてシンプルなままです。
メールの代替に最も近い存在になれるか?
個人的にチャレンジして欲しい、Twitter DMの未来は、メールの代替です。
いや、これだけメッセージアプリが普及しているのだから、もうメールを置き換えることもないだろう、という意見ももちろん分かりますが、メールアドレスは「xxx@yyy.zzz」という形式のアドレスですが、Twitterは「@xxxx」というアドレスの形式。後者の方がシンプルですよね。
LINEやFacebook Messageは、基本的に、サービス提供者が作ったアプリを使わなければなりませんが、Twitterにはサードパーティのクライアントソフトが多数存在しており、自分の好きなアプリでツイートやDMを使うことができます。メールクライアントを選べるという点も、メールとTwitter DMの共通点と言えるでしょう。
そしてもう1つ、昨今ビジネスアプリが、独自のチャットやメッセージを搭載するようになりました。これらのサービスを統合する存在としてのニーズはあるのではないか、と思います。
Evernoteにはワークチャットという機能があり、Dropboxにも書類について議論するチャット機能がついています。しかし乱立しすぎていて、結局そのサービスのメッセージングを使わずにいます。Twitter IDによって、複数のサービスのメッセージングを束ねたり、サービス間で交換する役割を果たしてくれると、便利になりそうです。