雨かんむりに包む??「雹」この漢字なんと読む??
こんにちは!書道家の近藤はるかです。
早速ですが、タイトルの漢字「雹」はなんと読むでしょうか??
答えは「ひょう」です!!
雹<ひょう>
雨つぶがまるく凍って、雷雨などに伴って降るもの。あられ。
包にひかれた読み方からきたもの
<解字>会意兼形声。「雨+音符包(つつむ、まるくまとまる)」。
『漢字源』より
雹は直径5ミリ以上の氷の粒のことを指し、積乱雲から降ってきます。5ミリ以下のものを「霰(あられ)」と言います。
昨日は東京でも雷とともに大量の「雹」が降ってきました。皆さんお怪我はありませんでしたか? 久しぶりに「雹」が降っているところを見て、小学生の頃、古い体育館の屋根を雹が貫通してきたことを思い出しました。それほど粒が大きく直撃したら危ないということですね。
漢字で書いてみよう!
楷書と行書で書いています。
タイトルの「雹」。この書体も「楷書」です。楷書の中でも角ばった力強い線です。この書風は中国の北魏の時代の造像記に見られます。
「造像記」とは仏像を作る際にその発願者、製作の由来等を仏像の傍らに刻したものを言います。
楷書といっても書き方は様々あり、筆の使い方や字形の取り方で雰囲気が変わってきます。一つの参考にして見てください。
では、また次回!!