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【横浜市泉区】多国籍の人々が暮らす団地のベトナム料理店で海外旅行気分。現地の方も認める本場の味を堪能

いちみ地域ライター(横浜市)

横浜市泉区と大和市にまたがる巨大な公営住宅「いちょう団地」。全1400世帯のうち約2割が外国人居住者のため、アジア食材を扱う店や本場さながらの飲食店が集まっています。

食べログのアジア・エスニック百名店を3年連続受賞し、ベトナムマニアが遠方からわざわざ訪れる人気店「タンハー」に行ってきました。

THANH HA(タンハー)

小田急江ノ島線高座渋谷駅より徒歩15分。いちょう団地の中にあるベトナム料理のお店です。プレハブの店舗の裏には無料駐車場が7台分(31〜37番)あります。

一歩入るとそこはもうベトナム!所狭しと食材が並ぶ店内の中央に、長テーブルが2卓。他の方と相席のスタイルですが、平日なのにほぼ満席でした。

調味料だけでなく、青果、肉・魚などの冷蔵、冷凍品、日用品までそろい、祭壇には招き猫まで。まるで海外にいるようで見ているだけも楽しい。

メニュー

ベトナム料理といえば、フォーとバインミーくらいしか知らない筆者。味の特徴が丁寧に書かれたメニューブックにはマニアックな料理も多く、何にしようかしばらく悩んでおりました。

こんなに厚いのですから選ぶのも大変です。すると、隣のご夫婦が「ここのフォーを食べたら他では食べられないよね」と話しているのが聞こえてきて、「フォー」一択に。

フォーは、貝、鶏、牛の3種類。

結局メニューブックの一番最初のページの貝だし「フォー ニュゥ」と、1本から注文できるベトナムの代表的なスナック「ゴイクン」をオーダーしました。

貝の旨みがつまった「フォーニュゥ」

フォー ニュゥーは、ハマグリやアサリなどの2枚貝の出汁のフォー。メニューにはハマグリと書いてありますが、あさりがたっぷり。

半透明のスープは、貝のうまみを感じるあっさりとした優しい味。

刻んだ青ネギ、白ネギのほかに、麺とは別盛りでもやしと香草がついてきます。

後のせのもやしはシャキシャキと歯ごたえも楽しい。香草がパクチーではなく、ミントのような清涼感のある葉っぱ。「これは何ですか?」と店員さんに質問したところ「葉っぱ」と。

葉の写真を撮って後から調べたら、「タイバジル」のようですね。葉をちぎって入れるとより本場ベトナムの味や香りが楽しめました。

別添えなので香草が苦手な方にも嬉しい心遣いですね。

1本から注文できる「ゴイクン」

生春巻きともサマーロールとも呼ばれる「ゴイクン」。日本では生春巻きにはスイートチリソースが添えられることも多いですが、ベトナム式は甘辛い味噌のような醤に砕いたピーナッツが入ったソースでいただきます。

お米のシートで巻いた揚げ春巻き「チャージョー」(4本入り300円)もおすすめです。

ベトナム風サンドイッチ「バインミー」

食べきれないので「バインミー」はお土産に。外はサクサク、中はふわふわの薄皮で焼き上げたバインミー専用のバゲットは、近くに住むベトナム人が作る特別なパンなのだそう。

タンハーでベトナム料理を堪能しました。

泉区に新しくできた商業施設「ゆめが丘ソラトス」から、いちょう団地までは車で8分(約3km)。途中、手作りアイスキャンディが人気の「清水製餡所」直売所などもあるので、合わせて出かけてみてはいかがでしょうか。

基本情報
タンハー
・横浜市泉区上飯田町3050
・045-803-2597
・10:00 〜20:00頃
・木曜定休
・無料駐車場7台

地域ライター(横浜市)

愛犬とのおでかけ情報を発信する「つつじろぐ」他複数サイト運営。観光地だけではない横浜の魅力を、地元目線でお届けします。戸塚区・港南区・栄区が多めです。

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