雑誌で見かけて、気になっていた『dessert place SHIKISAI（デザートプレイス シキサイ）』。店名にある通り、四季と色彩を感じるデザート専門店です。

星付きレストランに勤務し、渡仏経験もあるオーナーシェフ平山信行さんが、フレンチのコースの最後に出てくる皿盛りデザート“デセール”をテイクアウトできるお菓子に仕立てたそうです。

場所は大阪メトロ中央線・朝潮橋駅2B出口から徒歩6分。2B出口を出て、銀色の巨大宇宙船みたいな『大阪プール』を横目に、八幡屋公園の中を北西に進むと、『デザートプレイス シキサイ』が見つかります。

店内は木と石をうまく組み合わせたシックな空間。自然の素材を活用しているそうで、ショーケース内に敷いたプレートは、コーヒーの豆と土を混ぜ込んで作った特注品だとか！

ショーケースで、まず目を引くのは、看板商品の地層ケーキ。

訪問時にあった地層ケーキは、苺のショートケーキ、新三か国ショコラ、ベリーベリーピスタチオ、キャラメルマキアート、ミルクティーミルクチョコレート（各660円）の5種。どれも細長い透明ケースにスポンジやクリーム、ソースなどを重ね、表面は美しく飾り付けされています。

焼き菓子もとても豊富で、個包装されたマドレーヌやフィナンシェ、ベリーやカシスのメレンゲ、筒形パッケージに入ったクッキー、瓶詰めのフルーツキャラメルなどがありました。

私が購入したのは、地層ケーキシリーズの苺のショートケーキとミルクティーミルクチョコレート。

苺のショートケーキはスポンジ、焼きいちごのソース、ふわふわやわらかい生クリームを重ねられています。フレッシュのいちごはサイドとトッピングに。いちごの中を繰り抜いて並べるという細やかな細工に感動です。かわいい。

いちご×生クリーム×スポンジという王道の組み合わせに焼きいちごのソースが加わることで、いちごの味に奥行が生まれるので、シンプルな組み合わせでもとってもおいしい！

ミルクティーミルクはアーモンド生地に金柑とオレンジのシロップ、グレープフルーツなどのジュレ、紅茶とミルクチョコレートのクリームを組み合わせているそう。手の平サイズのケーキに、こんなにたくさんの柑橘類を使っているなんて贅沢ですね。紅茶の香りも華やかです。

地層ケーキシリーズと言われると、断面の層に目がいきますが、真上から見ても美しい～。ちなみにトッピングはシェフの気まぐれらしいので、来店時にどんな姿をしているか楽しみにしててくださいね

焼き菓子はガレット・ブルトンヌを購入。シャックリした食感で、バターリッチなおいしいクッキー。ふんわり柑橘系の香りが。原材料を見てみるとライム、アマレット、ベルガモットオイルと書いてあり、爽やかな香りの正体がわかりました。

フルーツキャラメルは、いろんなフルーツを独自の製法でキャラメルにしているそう。私がいただいたのはブラッド・オレンジ。パンなどに塗りやすそうなやわらかい質感で、見た目はキャラメルですが、食べると果肉感がありオレンジの印象が強め。でも後口はキャラメルなんです。なんとも不思議でした。ペロっと味見しただけなので、早くおいしいパンを買ってきて、ちゃんと味わいたいです。

きらびやかなお菓子が並ぶ、おしゃれなお店ですが、サービスはアットホームで地域密着型。メンバーズカード（無料）を作れば、なんとその日からお会計が10％割引に。お誕生日特典があったり、バースデーケーキの予約ができたり、会員限定ケーキの購入などもできるとのことで、すぐさま会員になりました。

今、お店の目の前にある八幡屋公園は、桜が見ごろ♪　『デザートプレイスシキサイ』でケーキやクッキーをテイクアウトして、桜の下でスイーツピクニックはいかがですか？