東京23区の知る人ぞ知る紅葉スポット…!木造和風平屋建のお屋敷から眺める景色も絵になる庭園とは
こんにちは、ホリデーノートのotoです。今回は、東京23区にある知る人ぞ知る紅葉スポットへ行ってきました。竹林と紅葉を同時に楽しめる庭園があるだけでなく、木造和風平屋建のお屋敷からも紅葉を眺めることができるとっておきの場所です。
さて、その場所とは「瀬田四丁目旧小坂緑地」です。東急線「二子玉川駅」から歩いて20分(近くまでバスでのアクセスも可)と、そこまでアクセスがよくないこともあり穴場です。
美しい紅葉が楽しめる穴場「瀬田四丁目旧小坂緑地」
「瀬田四丁目旧小坂緑地」とは、かつて衆議院議員を歴任した政治家であり、実業家でもあった小坂順造氏が、1937年(昭和12年)に別邸として建てたお屋敷「旧小坂家住宅」と、美しい自然が楽しめる庭園一帯になります。
当時、近くにある砧公園はゴルフ場だったそう。また都心からのアクセスもよく、富士山も見える景勝地だったことも手伝い、この辺りには財界人が週末を過ごす別邸がたくさんありました。しかし現在残っているのは、「旧小坂家住宅」のみです。
国分寺崖線上に位置しており、崖を利用した庭園は高低差のある造りとなっています。最も低い場所にある裏門から入園すると、目の前に現れるのは美しい竹林。
前に進んでも竹林がありますし、左側の木道沿いにも竹林が生い茂ります。木道沿いの竹林は、真っ赤に燃える紅葉もあわせて楽しむことができ、和の情緒たっぷり。
紅葉や木々のあいだを縫うようにして登っていきます。
写真ではわかりづらいですが、上から見下ろすと、なかなか高低差があるのがわかります。人も少なく、美しい紅葉の景色を独り占めできます。
高台へ辿り着きました。筆者は下からのぼってきましたが、高台にあるお屋敷を見学したあと、こちらの「中門」から下るように庭園を楽しむのもいいでしょう。それにしても赤、黄、緑、そして空の青のコントラストが綺麗ですね。
「旧小坂家住宅」からも紅葉で彩られた庭園を眺められる
「旧小坂家住宅」は、木造和風平屋建(一部2階建)。開館中は自由に見学することができ、希望すれば解説もしていただけます。
筆者が息を呑んだのは、縁側から眺める庭園の景色です。寒い日だったので、太陽があたりポカポカ暖かいこの場所は、のんびり過ごすにも最高。しかも、目の前には紅葉も楽しめる美しい庭園。
縁側にはテーブルも置かれており、お弁当を食べたりしてもよいそうです。
別邸内は和洋折衷で、寝室は洋風になっています。
寝室のすぐ隣にはサンルーム。美しい庭園を眺められるだけでなく、気候によっては富士山も見えるのだそうですが、筆者が訪れた日は見えませんでした。
ダイニングルームかと思いきや、立派な書斎。床の木が斜めに埋め込まれていたり、華美ではないもののあらゆるところにこだわりが見られます。
こちらの部屋からも紅葉を眺めることができます。
瀬田四丁目旧小坂緑地
住所:東京都世田谷区瀬田4-41-21
電話番号:03-3704-4972
利用時間:9:30〜16:30
休園日:月曜日(月曜日が祝日の場合は次の平日)、年末年始(12月29日〜1月3日)
公式サイト(外部リンク)