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自由研究にピッタリ!魚の顎を使ったカッコいい標本の作り方

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7月も後半ということで夏休みに入った学校も多いと思いますが、夏休みの自由研究のテーマがなかなか決まらず困っている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、手軽にできてしかもカッコいい自由研究にピッタリのアイデアを紹介します。

魚の顎の標本を作ってみよう

今回紹介するのは魚の顎を使った標本の作り方です。

こちらは一部の釣り人の間で有名な標本で、大きなマダイやクロダイを釣った際に作られています。

自分で魚を釣るところからやっても自由研究としては面白いのですが、スーパーや魚屋で頭付きの魚を購入しても作ることができます

実際に作ってみた

それでは魚の顎を使った標本の作り方を紹介します。

準備するもの

準備するものは以下の通りです。

  • 頭付きの魚(今回はクロダイを使用)
  • グルーガン
  • キッチンハイター

魚の頭に火を通す

まずは頭付きの魚から、頭を切り離します。

使用するのは頭だけなので、体は刺身や塩焼きなどにして美味しく食べることができます。

続いて切り離した頭に火を通します。

焼き魚にしても良いのですが、今回はお湯で茹でてみました。

ちなみに使用するのは顎の骨だけなので、残った頭の部分も美味しく食べられます。

さて、クロダイの頭が茹で上がりました。

顎の骨を取り出す

こちらから丁寧に顎の骨を取り外します。

顎の骨を取り外すとき、どの骨を取り外すのかわからない方も多いと思うので先に全体図をお見せすると

今回、標本作りで使用する骨は

  • 上あご×2個
  • 下あご×2個
  • 上あごを支える骨×2個
  • 下あごを支える骨×2個

合計8個です。

歯のついた骨に関してはわかりやすいと思うので、それぞれに接している4つの骨を注意深く探してみましょう。

対象となる8個の骨を取り出した様子がこちらです。

この状態だと骨の周りに脂や身が残っていて腐ってしまうので、丁寧に歯ブラシで残った身を取り除いた後に

キッチンハイターで一晩漬けます。

天日干しにする

キッチンハイターで付け込んだら魚の匂いもかなり飛んでいると思うのですが、仕上げに日光に当てて天日干しにします。

いざ、組み上げてみよう

顎の骨を天日干しにしたら、顎の骨を組み上げていきます。

組み上げる際に困ってしまう方も多いと思うので、今回は顎の骨に簡単に番号を振ってみました。

ここからは上の写真の番号を使って魚の顎の骨を組み上げていきます。

この時、いろんな接着剤を試してみたのですが、100均などでも売っているグルーガンが一番早く簡単に引っ付けることができたのでオススメです。

まずは①と②の骨を組み合わせて

位置が定まったらグルーガンで固定します。

続いて③と④の骨も同様にグルーガンで取り付けて

①と②、③と④で固定した骨を合わせてグルーガンで固定します。

これで上あごは完成しました。

続いて⑤と⑥の骨を取り付けるのですが

上の写真のように、⑤の骨に⑥の骨の先端が差し込めるようになっているので、グルーガンをつけた後に差し込んで固定します。

⑦と⑧の骨も同様に固定して、下あごの骨同士をくっつけて下あごが完成です。

上あごと下あごができたら、これらをグルガンで接着します。

この時、下あごが上あごの内側に来るように被せるのがポイントです。

もしサイズが合わなかった場合は、一度グルーガン接着した部分を取り外して、サイズが合うように調整して取り付けます。

完成した顎の標本がこちら

完成したクロダイの顎の標本がこちらです!

まるでエイリアンのような、生きている姿からは想像できない形をしています。

クロダイは貝やカニなどの硬い生き物を好んで食べることから、ゴツゴツした顎になっていますね。

他の魚でも作ってみよう

標本を一つ作るだけでも良いのですが、更に魚の種類を増やしてみましょう。

例えば海や川に生息しているスズキという魚。

こちらの魚でも同様に顎の標本を作ってみると

体の大きさの違いもありますが、時には20cm程度の魚も丸飲みにするということもありクロダイよりも口が大きいですし

クロダイと違って噛み砕いてから捕食することがないので、クロダイのようにしっかりとした歯はありません。

また今度は淡水魚のブラックバス。

こちらで同様に剥製を作ってみると

スズキよりサイズが小さいものの、同じく魚などの生き物を丸飲みにすることから同じような形をしています。

もっと細かく違いを見てみると

先ほどのスズキよりも細かい歯が複数立ち並んでいて、咥えた獲物が口から逃げにくい構造になっています。

このように複数の魚で標本を作って

  • どんなエサをたべているのか
  • どうやって食べているのか

といった観点から違いを比較してみると、より研究として深みを持たせることができます。

今回は魚の顎の骨を使った標本の作り方について紹介しました。

学生の方はもちろん、釣り人の方でも部屋に飾るとオシャレなインテリアになるので、気になる方はぜひ参考にしてみて下さい。

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