神戸の里山で行列の絶えない老舗和菓子店の人気饅頭(1個65円!)を食べてみませんか?【神戸市北区】
港町「神戸」にお住まいのみなさん、六甲山の裏側には里山の神戸が存在することをご存知でしょうか?
今回ご紹介するのはそんな里山で明治15年から続く老舗和菓子店。周りに広がるのは田畑と山、そんなのどかな土地で行列の絶えない人気店、それが『満月堂(まんげつどう)』です。
実は私、この記事を書くまでお店の名前が「満月堂」だということを知らなかったんです。このお店の看板商品である「豊助饅頭」がお店の名前だと思い込んでいました。
そのくらい豊助饅頭は有名で、神戸っ子であれば、満月堂の名前は知らなくても一度は豊助饅頭の名前は聞いたことがあるはず。
ちなみに豊助饅頭の「豊助」は創業者である吉村豊助さんのお名前からきているそうです。豊助さんが、ここ淡河(おおご)で元禄期からの家柄を誇る土地の菓子屋の娘さんと結ばれて、独自のまんじゅう作りの秘法をあみだし、明治15年に淡河本陣前に店を出したのが満月堂の始まりだそうですよ。
店内に入りまず目につくのがこちらの囲炉裏。現在は感染症対策のため使用できませんが、通常営業だとこちらの囲炉裏の前でイートインすることができます。
私が子供の頃は、お店のおばあちゃんが囲炉裏でお煎餅を焼いてたなぁ。焼きたてのお煎餅がとってもおいしかった記憶が。
お客さんが途切れた束の間の瞬間をパシャリ。この直後にはまた行列ができていました。
淡河産米を使用したみたらしお団子。
お団子は、みたらし、黒ゴマ、花見団子の三種類があります(みたらし、花見団子は税込み216円、黒ゴマは税込み270円)。
みたらし団子は、炙った香ばしいもちもちのお団子に昆布出汁の効いた甘辛いタレが絡んでとってもおいしかったです。
こちらは花見団子。パッケージが春らしくかわいいので、手土産にすると喜ばれそうです♬
どら焼きは、こしあん・粒あん(税込み143円)。
満月堂さんでは「できたてを手渡す」ことをこだわりとして、開店前から閉店まで2、3時間おきに生産されているそうです。
防腐剤等を使用してしておらず、すべての商品の日持ちが短いことも安心ポイントですね!
豊助饅頭、どら焼き、羊羹などは箱入りでも販売されています。豊助饅頭はなんと30個入りで2,106円!1個あたり65円です。単品でも購入できますよ。
豊助饅頭の公式ホームページには、以下の記載があります。
原材料費は絶対値上がりしているはずなのに・・・。おいしい食べ物でみんなを幸せにしたい、そんな思いが伝わってきます。
1個65円の豊助饅頭
さて、3時のおやつに購入した和菓子をいただきま~す!
手前の白いお饅頭が豊助饅頭です。
豊助饅頭の特徴はこの薄皮。京風の淡白な風味のこしあんとこの薄皮が絶妙にマッチしていて、上品な甘さなのでいくらでもパクパクと食べれちゃいます。
こちらは苺大福。もちもちで赤ちゃんのほっぺたのようにやわらかいお餅と甘くて瑞々しい苺、黄身餡が絶妙なバランスで最高です!
満月堂さんでは地域の食材を使用されていて、公式ホームページではこの苺の生産者さんのお名前と顔写真まで掲載されています。地域でとれた新鮮な苺を使用しているからこんなに瑞々しいんですね!とってもおいしかったです。
季節の和菓子
こちらは別日に購入した和菓子たち。春らしいラインナップを揃えてみました♬
お花見にこんな映える和菓子を持って行ったら気分が上がりそうですね!しかも満月堂さんの和菓子はお味まで抜群なんです。
創業当時から変わらぬ味を守り続け、時代を超えて長く愛される豊助饅頭。
<もうひとつの神戸>として今注目されている里山で、美しい自然を眺めながら心のこもった作りたてのお饅頭をぜひ召し上がってみてください。
【店舗情報】
満月堂
住所:神戸市北区淡河町淡河754-1
電話番号:078-959-0310
営業時間 :8:00~18:30
定休日:水曜日(不定休あり)