【犬のしつけ】愛犬を捕まえたい時に逃げてしまうと大変!逃げ癖に気を付けて!楽しく直そう
おいで~。と呼んだ後、手前までやってくるのに手を出して捕まえようとすると逃げてしまうわんちゃんはいませんか?
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こんにちは。ドッグキャッチしつけ教室 トレーナーの金倉です。
手前までやってはくるけど、捕まえようとすると逃げてしまう子犬ちゃんはとっても多いので、今回は逃げてしまうわんちゃんについて、お話しします。
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呼んで逃げるなんてことしたことないよ!という子ももちろんいますが、手を伸ばすとひょいッとよけて逃げてしまう子は少なくありません。警戒心の強いわんちゃんでしたら、子犬のころからもともとそういう様子が見られたという子もいると思います。
そして、手を伸ばして逃げるのが癖になってしまうと、本当にいざというときに命に関わる事故が起こってしまうこともあるのでぜひ、直していけるような生活習慣を心がけてほしいと思います。
逃げ癖を直すにはどのように練習をするのが良いか?
まずは、おうちの中でもリードを付けて練習をしてください。
「家でリードするの~?」と、ここで面倒になってしまう飼い主さんも多いかと思いますが、しつけの基本は「失敗をさせない」「成功を一緒に喜ぶ。ほめる」というのが大前提になるので、リードをしないで部屋に放し、捕まえようとして失敗してしまうということは、逃げ癖のトレーニングをしているのと同じことになってしまいます。
危ない癖を直すぞ。という気持ちをもって、失敗を防ぐためにぜひ、おうちの中でリードを使って練習してください。
その際、お散歩に出かけるようなしっかりとした首輪とリードでなくても良いです。軽いPPテープなどを輪っかにしてちょっと止まるように工夫した「ハウスリード」などを用意されても良いかと思います。簡単に作れますのでね。
簡単な呼び戻しの練習を繰り返し行って下さい。
まずは愛犬が喜ぶごほうびを先に用意して、しっかりと足元まで呼んでごほうびをあげます。おやつが好きな子でしたら、いつもより少しおいしそうな特別なおやつを用意しても良いですし、おもちゃの場合でしたら、くわえた状態で体を触れるくらい大好きなものが良いですね。とにかく、足元まで来て体を触ることができるように練習をしてみてください。
逃げる癖を忘れさせるのが大切になってきますので、コツコツ練習をすることが重要です。
普段の生活の中で心がけてほしいことがあります。
犬を部屋に放していて「用事が出来た。」「ご飯の時間だ。」「お散歩に行くぞ。」と、ハウスに入れたり首輪をつけたりしなければならないシーンは毎日何度もやってくると思います。
その時には、
・追いかけて捕まえようとしない。(できるだけ早く捕獲しようと部屋の隅に追いやって捕まえたりしてはいけません)
・前足をもって捕まえるようなことをしない。(顔の前に立って素早い動きで捕まえようとすると怖がります)
ということに気を付けてください。
早く捕まえて用事を済ませたいところですが、きちんと足元まで来て抱えられる。というような形を作るためにはやらないほうが良いです。
犬と遊ぶとき、犬を追いかけるスタイルの遊びはやめてください。
特に小さなお子さんがいるようなおうちでは、犬を追いかけて遊ぶことを楽しんでしまうケースが多いです。それは、犬にとっては逃げる練習を繰り返し行っていることになってしまうので、気を付けてください。
逆に、犬に自分を追いかけさせるような鬼ごっこの遊びでしたら、犬の注目を自分に向ける遊びになりますので、問題はありません。ただし、追いかけてきて洋服や足に噛みつくような場合は、程度を加減してやりすぎないように注意してください。
基本のトレーニング、おすわりをしっかりと教えてあげてください。
お座りとマテが完璧にできれば、足元に来た愛犬をそこにとどまらせることができますので、そのまま優しく抱き上げてあげることで逃げ癖が次第に緩和されていきます。ふせの姿勢であれば、さらに落ち着きますので、それもチャレンジしてください。つけが大好きわんちゃんもいますので、つけでの呼び戻しも強化を強化して利用することもできます。
それから、少しコミュニケーションが取れている子であれば、おいでを抱っこまでセットにして教えることも可能です。
逃げ癖が生活の中で役立つことは絶対にありません。
心当たりがあるなぁ~。という方は、すぐには直らないかもしれませんが、生活の中の心がけとトレーニングで、ぜひ改善できるように頑張ってみてください。
YouTubeでは、実際にちょっと逃げ癖のあるわんちゃんと一緒に練習をしながら説明していますので、ぜひ動画もご覧ください。