タイガー・ウッズ「タイガー・スラム達成」のクラブがオークションへ。1億円超で落札される!?
「ゴルフの祭典」マスターズが近づきつつある「今だからこそ」なのだろう。ゴルフ界の王者タイガー・ウッズの記念すべきクラブがオークションに出品され、話題になっている。
出品されたクラブは、ウッズが2000年に全米オープン、全英オープン、全米プロを制し、翌2001年マスターズを制して、カレンダー・イヤーをまたいだメジャー4大会全制覇を成し遂げた際のもの。メジャー4大会を同一年内に制覇するグランドスラムに対して、「タイガー・スラム」と名付けられたこの偉業は、ゴルフファンなら誰もが知るところだ。
そのタイガー・スラム達成の際にウッズが手にしていたアイアンとウエッジが、米国のゴールデン・エイジ・オークションに出品された。
アイアンはタイトリスト681-Tで2番アイアンからピッチングウェッジまでの9本。それにボーケイ・ウエッジが58度、60度の2本。
これらのクラブは、2010年にトッド・ブロック氏が5万7242ドルで手に入れたものだそうだが、ブロック氏いわく、「私はすでに11年も12年も楽しませてもらった。それに私は平凡な人生を送っており、このクラブを大勢の目に触れさせることがない」。
ウッズの記念すべきクラブだからこそ、それにふさわしいアテンションを得てほしい、もっと大勢の人々が楽しめるところへ送り出したいという願いを込めて、ブロック氏はウッズのクラブをオークションに出品する決意をしたという。
オークションを主催するゴールデン・エイジ・オークションは、昨年、ウッズのバックアップ・パターだったスコッティ・キャメロンを約40万ドル(約4800万円)という高値で売った、あのオークションだ。
それ以外にも、1934年マスターズ覇者、ホートン・スミスのグリーンジャケットを68万2000ドルで、同年マスターズのギャラリー用の紙製チケットを60万ドルで売るなど、ゴルフ界の「名品」の扱いには実績がある。
「これが、タイガー・スラムのアイアンとウエッジであることは間違いない。100%ホンモノだ。すでに数十人が(入札に)興味を示している。おそらく1ミリオン(100万ドル=約1億2000万円)ぐらいで落札されるのではないか?」と、ゴールデン・エイジ・オークションは意気込んでいる。
オークション終了はマスターズ最終日とされており、そんな粋な仕掛けも、ゴルフ好きの収集家の心をくすぐっている。