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【日光市】リピ必至!「Girouette ジルエット」シェフの愛がてんこ盛りの至福ランチ

フルリーナYocライター/音楽講師/作詞家(日光市・鹿沼市・益子町・那須町)

日光市街のメインストリートに立つフレンチのお店「Girouette ジルエット」は、まるでフランスの片田舎のビストロに迷い込んだようなステキなお店。フランスの2つ星ホテルで修業をしたオーナーシェフの、センスあふれる珠玉のフレンチはもちろん、お店の空間から小物に至るまで、訪れる人々を、笑顔にさせてくれます。今回は、大人気の限定「大人さまランチ」をはじめ、シェフの愛がてんこ盛りのランチの数々をご紹介します。日光の珠玉のフレンチ「ジルエット」へ、おいしい幸せを探しにでかけてみませんか。

オープン当初から大人気!「Girouette ジルエット」

「Girouette(ジルエット)」は、日光市街のメインストリートに、2021年7月、オープンしました。コロナ禍にもかかわらず、開店するやいなや、すっかり人気のお店となり、たくさんのリピーターを獲得しています。

オーナーシェフは日光の老舗精肉店「グルメやまなか」の2代目。

写真提供:グルメやまなか
写真提供:グルメやまなか

ジルエットのオーナーシェフ、福井慎之介さんは、日光の老舗精肉店「グルメやまなか」の2代目。

「グルメやまなか」は、喜連川のあさの豚を原料として、化学調味料、添加物を一切使用しない無添加製法のハム・ソーセージを製造しています。「グルメやまなか」の「地豚のロースハム」は、2022年、ドイツ食肉連合主催の世界的な食肉加工品コンテスト「IFFAコンテスト」で、最高賞も受賞しているんですよ。

写真提供:ジルエット
写真提供:ジルエット

小さなころから「グルメやまなか」の、食へのこだわりの中で育った福井さんは、やがて料理人を目指し調理師専門学校で学んだ後、神楽坂「サン・ファソン」で修業。その後フランスに渡り、ランスにてフィリップ・ミル率いる二つ星レストラン「ドメーヌ レ クレイエール」で修業、さらに帰国の後、六本木「フィリップ・ミル」にて研鑽を積みました。

※フィリップ・ミルは、シャンパーニュ地方の老舗シャトー「ドメーヌ レ・クレイエール」の2つ星レストランなどで総料理長を務め、38歳の若さにしてフランス料理界最高峰の称号「M.O.F.」を取得したシェフ。

写真提供:ジルエット
写真提供:ジルエット

やがて福井さんは、故郷・日光でのレストラン開店を見据えて、日光に帰郷。実家の「グルメやまなか」で、フレンチデリやお弁当の販売を始めます。

デリ販売で、がっちりとファンを獲得した福井さんは、いよいよ「ジルエット」開店に向けて準備を始めます。そうして開店した「ジルエット」は、フランスのビストロを思わす、ステキな空間。

壁に飾られた絵やドライフラワー、ライトもめっちゃオシャレです!

でも、その中にも、ちゃ~んと日光テイストが!

鹿沼切子のカラトリーレストや、日光の四季をイメージした日光彫のショープレートのなんとステキなこと! このショープレートは1枚1枚絵柄が違うのですが、これ全て、シェフのデザインなんですよ。

さらに紙製のテーブルマットには、シェフからゲストへの心のこもったメッセージが書かれています。お料理を食べる前から、もう、感動しまくりです。

ランチはAコース(1800円)、Bコース(魚or肉のメインで2500円、魚と肉両方はプラス700円)。それからたくさん食べられない人のために、プチコース(スープ、メイン、パン・1500円)があります。どのコースを頼んでも、デザートとドリンク、それぞれ+300円でつけることができます。

Aコースはボリュームたっぷり、夢いっぱいの「大人さまランチ(税込み1800円)」。数量限定なので早い時間にいかないと完売してしまうこともある人気メニューで、わたしは3度目にして、ようやく大人さまランチ、食べられました(美味しかった~)。

大人さまランチには、ミニスープとワンプレートの盛り合わせが付いています。

ワンプレートといっても、すき間だらけのワンプレートではありません。
美しい盛り付けだけど、てんこ盛り!これでスープ付き1800円はお得すぎます♪

お皿の上に盛られているのは、ジルエット自慢のデリとサラダ、ふわっふわの卵焼きが乗ったオムライス、肉汁がジュワジュワのハンバーグ、プリップリのエビフライ、懐かしいナポリタン、そしてオムライス。ニコニコ笑ってるポテトちゃん&カリッと揚がったポテトフライも美味しいです。

プチランチコース、でもメインはボリュームたっぷり。

プチランチコースは、スープとメイン1種のランチ(1500円・税込み)。ダイエット中の人や、あまり量が食べられないシニアに嬉しいコースです。

可愛い巾着に入っていているのは、ほっかほかのパン。パンを乗せる大谷石のプレートも素敵です。

この日のスープは「日光産にんじんのポタージュ」。にんじんの甘みがとってもやさしいクリーミーなスープでした。

こちらはメインの那須牛ときのこのクリーム煮。
ジルエットのお料理は、野菜使いがとても美しくておいしいんです。

重くなりがちな肉料理でも、野菜がたっぷり使われているので、高齢の母も、最後のひと口までおいしいおいしいと完食しました。

目でも楽しめちゃうBコースランチ!デリが美味しい!

初ジルエットの方に、ぜひオススメしたいのは、こちらBコースランチ(税込み2500円)。
一つ一つ運ばれてくるたびに、思わず歓声をあげたくなる、絶品のランチです。

まずは、ひとくちカナッペ。
ドライフラワーが入っているボックスの上に供されます。
な~んてステキなセンス!

こちらのコースをいただいたときは夏だったので、スープはとうもろこしのポタージュでした。このスープの真ん中に浮かんでいるのは、小さくカットされた焼きトウモロコシ!
これが香ばしくて甘くて。

Bコースランチのお楽しみは、「日光産野菜の前菜盛り合わせ」。
新鮮野菜とジルエット自慢のデリをたっぷりと楽しめるんです。

この日の前菜盛り合わせは、デリの下に野菜が隠れんぼしていました ♪

こちらは母が頼んだ真鯛のポワレ。夏野菜のラタトゥユの上に真鯛が乗っています。
カリッと香ばしく焼かれた皮と、ふっくらジューシーな身!
水の流れをイメージさせる盛り付けは、まるで魚が泳いでいるよう。

こちらは私が頼んだ、子羊のトマトとクスクス。

添えられた野菜も美味しい~。ネギはとろける程にやわらかかったです。

口の中で、ほろりとほどけるトロトロの仔羊の肉の下には、クスクスが隠れんぼ。羊の旨味が溶け込んだトマトソースがたっぷりと絡んで、もう、たまりません!

ここまでの時点で、もうお腹はパンパンだったのですが、デザートはやっぱり別腹!
この日のデザートはバスクチーズケーキ。こんがり焼かれたチーズケーキは、濃厚でありながら重くなりすぎずに、お腹いっぱいでもペロリと食べてしまいます。砂糖でなくてハチミツを使ったアイスクリームが、また、爽やかな甘さで秀逸!

空になった可愛らしいお皿を眺めながら、美味しさの余韻にうっとりと浸りました。

幸せを運んでくれるジルエットのやさしさ

さらに、ジルエットでは、雨の日に、こんなサービスもあります。

せっかくのお出かけの日なのに雨・・・って、ちょっと気分が落ちるものですが、「雨の日サービス」のサプライズをいただいて、雨の日でよかった~!と気分も急上昇。

ジルエットに来ると、お料理はもちろん、スタッフやオーナーシェフの笑顔、お皿や盛り付け、料理の味、香り、食感、それぞれに感動がいっぱい詰まっていて、気が付くとニコニコしちゃってる自分に気づきます。

まるで南仏に迷い込んだみたいな突き出しアイアン看板を見上げてお店に入る時から、お店を出る時まで、何度も何度も「幸せ」って感じさせてくれるジルエット。

その秘密は、オーナーシェフ・福井さんの、ゲストへの、そして料理への愛なのでは、と思います。オーナーの思いは、テーブルに着いたときに置かれている、紙製のテーブルマットのメッセージの中に、料理の中に、お店の中に、いっぱいにあふれています。日々の忙しさに疲れた時、家族やお友達や大切な人と優しい時間を過ごしたい時、ちょっと落ち込んで元気が欲しい時、ぜひ、ジルエットを訪れてみてください。

新鮮な食材から、美味しい料理から、美しい空間から、スタッフやシェフの笑顔から、ジルエット(風見鶏)という場所から、きっと、温かな何かが、そして元気が届くはず!

※ジルエットは人気店なので、予約を入れていくことをオススメします。ランチの予約は前日20時までにしてください。ディナーなどの予約についてはジルエットHPをご覧ください。

girouette(ジルエット)
所在地:日光市下鉢石956-1
TEL:0288-25-5001
定休日:月、その他不定休
lunch11時半〜14時(l.o13時)
dinner18時〜22時(l.o20時)
ジルエットHP:http://nikko-yamanaka.com/girouette/notes/
グルメやまなか:http://nikko-yamanaka.com/gourmet/
駐車場:店の裏手にあり。HP参照

ライター/音楽講師/作詞家(日光市・鹿沼市・益子町・那須町)

自然と美味しいものが大好き。92歳のばばちゃまをのせた車いすを押して、心に響く風景や美味しいものを求めて、あちこち出没しています。Yahooエキスパート、日光市観光協会公式WEB「日光旅ナビ」、トラベル.jp、その他多数の旅行・グルメ情報webサイトに寄稿しています。

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