【熊本市】集落に静かに佇む湧水『いんの川』陰・隠・犬・引…“いん”の由来は諸説あり。
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熊本市内の色々な情報をお届け!あゆ姫です。今回は集落に静かに佇む湧水を訪ねてきました。
今回訪問したのは、熊本市西区松尾町。
『いんの川』
国道501号線から、松尾西小学校側へ入り、細い道をクネクネと入って行くと到着。
周辺は『梅洞地区』と呼ばれる集落で、昔ながらの民家とハウスが立ち並ぶ、とても静かな場所です。
『いんの川』は、この梅洞地区にひっそりと佇む湧水。
金峰山湧水群の1つで、熊本平成名水百選や熊本水遺産にも登録されています。
小さなスポットですが、入口に『熊本水遺産めぐり』の青いのぼりが出ているので、見つけやすい場所でした。
以前『いんの川』は、私有地だったそうですが、平成26年に相続された方が地区に寄付されたとのこと。
すぐそばには、水神様が祀ってあり、今でも地域の人たちが大切に管理されています。
少しにごりがありましたが、時折ポコっと砂が浮き上がり、水が湧き出る様子がわかります。
小魚が泳ぐ姿もありました。
今はあまり水の流れがありませんが、以前は“子供が飛び込むと体が持ち上がる”と言われるほどの勢いで、水が湧き出ていたとのこと。
『いんの川』の由来は、4つの説があるそうです。
- 【陰の川】伏流水によってできた川で、太陽が当たらない地下深く流れた川
- 【隠の川】潮が満ちると隠れて見えなくなる川
- 【犬の川】犬が入って亡くなった川
- 【引の川】洗いに来た鍬が引き込まれ、多くの鍬が入っている川。
熊本弁で犬のことを“イン”と言いますね。
近年、犬のことを“イン”という人は、なかなか希少かもしれませんが、ネイティブ熊本弁が溢れている私の周りでは、たまに聞きます(笑)
私はこういう場所へ行くと、看板をじっくりと読み、その時の様子を色々と考える時間が好きです。
どの説が有力かな?と、自分の中で様々な想像を膨らませながら、いんの川を眺めていると、近所の方が声をかけてくれました。
昔は、水量が今とは比べようがない位の水量で、生活に欠かせない水だったそうです。
ここで洗濯をしたり茶碗を洗ったりなどもしていて、地域の人たちの井戸端会議の場所でもあったとのこと。
当時のお話を、いろいろ聞かせてくださいました。
こうやって実際に、過去のことを知る人とお話しできたのは大変ありがたい。貴重な機会となりました。
みなさんは『いんの川』の由来は、どの説が有力と思いますか?
気になった方は、ぜひ『いんの川』を実際に訪ねて、色々なことを感じ、色々な想像をしてみてください。
周辺には複数のハウスがあり、仕事をする人達の姿もあります。
訪問する際は、地域の方たちの迷惑とならないよう、ご配慮ください。
【いんの川】
住所:熊本市西区松尾町
※住所は非公開ですが、Googleマップに入力しナビで行くとたどり着きます。
いつでも自由に見学可能
※明るいうちに訪問しましょう。
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