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散らかる原因は家の中に変化がないから!?暮らしに変化のない大人のための整え方

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

小中高の4人の子どもを、いつもキレイじゃないけど何かあればすぐ片づく家で育てています。

子どもたちの学校での様子を聞くと、1年間のまとめの時期に入っていると感じます。4月から新しい学校や学年で頑張る子どもたちは、春休み中に旧学年で使用した教科書などの整理をするのですが大人はどうでしょう。

何年も家の中を見直さずに過ごしている人もいるのではないでしょうか。

私は、大人こそ暮らしの新学期を迎える準備が必要だと思っています。片づけて家の中を今の生活に合わせ更新しなくてはいけないのです。

なぜ家の中の更新が必要なのか

大人は職場の異動、転勤などがない限り、たいして日々の生活は変わらないのではないでしょうか。

転職しスーツからラフな格好で良い生活に変わるくらいの変化でもあれば、クローゼットの見直しの必要性を感じますが

新年度に入ったとしても、同じ家からこれまでと同じように仕事に行くのであれば、家の中は今までと変わらずという場合が多いでしょう。

しかし、年齢も重ね、子どもがいれば子どもたちも成長していくので家の中がいつまでも同じといういうわけにはいきません。

自分や家族の生活が変わっているのに、家の中がずっとそのままだと、使いにくく、収納の中には大して使わないモノがあふれ、クローゼットには着ない服が並び、家と今の生活がチグハグになりさらに散らかりやすくなるのです。

だから年度の切り替わりに大きく変化がない大人は、子どもよりも意識的に家の中を更新していかなくてはいけません。

家の中の更新はどうやってするのか

どうやって家の中を更新するかというと、「不必要なモノは手放す!」これに尽きます。

今の生活に必要じゃないモノは、今の家に必要がないのです。

しかし、ただ不要なモノを手放そうと考えるのではなく、「これからの生活」で必要なのか、そうでないのかを考えます。

家の中を更新させることを優先すると、不必要になったモノは手放さないといけません。

しかしポイポイ捨てることができる人はよいですが、そうはいかない人もいるでしょう。

捨てるのが苦手な人は、残したいモノを選べばいい

捨てるのが苦手な人は今の生活に必要なモノ、絶対に残したいモノを選びましょう。

コレは今、必要だろうか
今の私にはこの服は必要だろうか
今のこの靴は履くだろうか

と考えるのです。ただし、服なら着ることができるか?(可能か?)と考えると、まだ新しいとか、高かったからというモノの価値をイメージするので

そうではなく、自分がこれから着たいか、靴なら履けるか?ではなく履いて出かけたいか、自分の気持ちを大事にして必要なモノを選びましょう。

モノを大切にするのはとても良いことですが、それは使わずに何年も保管しておくことではありません。

その時の自分や家族の暮らしに合うモノを手に入れ、大事に活用していくことがモノを大切にすることではないかと思います。

もう飽きた趣味のモノ、今は着ていない服、最近使っていない大皿など、あの時のままのモノが家の中にないでしょうか。

暮らしは動いています。私たちも日々年を重ねています。入学や進級という暮らしの切り替えがあまりない大人こそ、今の自分の暮らしと家の中がマッチしているか、チグハグになっていないか考える必要があるのです。

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★藤原友子★
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小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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