【カルディ セール品】カルディ通が教えるアイデア。213円で叶える本場イタリアン!グリッシーニ 2品
2024年もいよいよ終わりが近づいてきました。年末年始の特別な時期、家族や友人と集まって楽しむパーティーを計画している方も多いのではないでしょうか?
そんな華やかなシーンをリーズナブルで、さらに彩るアイテムの一つ、それがカルディコーヒーファームで手に入る『グリッシーニ』です。
そこで、カルディファンとしても知られる輸入菓子マニアの私達、タマ・アニが今回ご紹介するのは、イタリアの伝統が詰まったグリッシーニの2種類。それぞれの魅力を詳しくお伝えしますので、ぜひ次回のカルディショッピングの参考にしてくださいね!
■グリッシーニとは?
まず「グリッシーニ」とは何かご存知でしょうか?
グリッシーニは、17世紀後半にイタリア北西部トリノで誕生したスティック状の細長いパンです。その起源は、病弱だった旧サヴォイア公国の若き公爵ヴィットーリオ・アメデーオ2世のために、消化に良く繊維質の多いパンとして生まれた事がきっかけと言われています。(14世紀説もあり)
トリノは、古代ローマ時代に起源を持つピエモンテ州の州都で、サヴォイア家の本拠地や統一イタリア王国の初代首都として歴史的に重要な都市です。豊かな文化、美しい自然、そして「ジャンドゥーヤ」や世界のセレブリティを魅了したチョコレートドリンク「ビチェリン」などの美食文化でも広く知られています。
ポケットで隠された手が特徴のナポレオンの肖像画。
胃の部分を押さえているようにも見えます。
また、グリッシーニの軽やかな食感とカリッとした歯ごたえは、胃の不調に悩んでいたフランス皇帝ナポレオン・ボナパルトにも大変気に入られていたようです。彼は、この細長いパンを「トリノの小さな棒(le petit bâton de Turin)」と称し、行く先々に届けるよう命じていたと伝えられています。
イタリア料理の「グリッシーニ(Grissini)」は、棒状のパンとして世界中で広く親しまれており、国ごとに異なる呼び名で知られています。
英語では「ブレッドスティック(Bread Stick)」
ドイツ語では「ブロートシュタンゲ(Brotstangen)」
スペイン語では「パリトス・デ・パン(Palitos de Pan)」
デンマーク語では「ブロッドピンネ(Brødpinde)」
さらにオランダでは「スープステンヘル(Soepstengel)」と呼ばれ、直訳すると「スープの棒」という意味になり、スープと一緒に楽しむ文化もあります。
早速カルディのグリッシーニを見てみましょう。
■ルスティチ
バレドーロ グリッシーニ ルスティチ 100g セール価格:213円
※セール期間は、店頭1月6日、オンライン1月7日10:00まで
最初にご紹介するのは、「バレドーロ グリッシーニ ルスティチ」。
見た目は、フランスパンの「バゲット」を細長くした形。名前の『ルスティチ(Rustici)』とは、イタリア語で「素朴な」「田舎風の」という意味です。
カリッとした軽やかな食感で、その名の通り、素朴で温かみのある味わいが特徴。焼き上げた小麦の香ばしさが全面に押し出て、どっしりとした風味を感じます。また、生地に塩を練り込まれており、塩分は控えめ。ほのかな塩味が小麦の風味をより引き立て、どんな料理とも相性は抜群です。
おすすめの楽しみ方は、細長いパンの軽やかな食感と香ばしさを活かし、グリッシーニに生ハムを巻き付けるだけで、おしゃれな前菜に早変わり。
また、赤ワインやぶどうジュースと一緒に、クリームチーズやディップを添えると、味わいがさらに深まります。特に、自然派素材にこだわる方には、このグリッシーニの素朴さがピッタリです。
■サルテッリ
バレドーロ グリッシーニ サルテッリ 100g セール価格:213円
※セール期間は、店頭1月6日、オンライン1月7日10:00まで
続いては「サルテッリ」。
表面に塩粒をまぶした、波型の独特な形状が特徴的で、一見すると中華料理の具材を連想させるかもしれません。こちらの『サルテッリ(Saltelli)』とは、イタリア語で「軽快に跳ねる」という意味が込められています。
従来のグリッシーニとは異なり、サルテッリは継ぎ目の様なデザインを採用しており、一口サイズに折れやすく設計されているのが特徴。この独特の形状と塩味の組み合わせによって、塩系スナックとしての満足感を味わえながらイタリアの伝統的なパンの要素も併せ持っています。そのため、単なるおつまみやスナックを超えて、様々な料理に添えるアクセントとしても活用できそうです。
味わいは、その名の通り軽やかな食感が楽しめる一品。ひと口食べると、エクストラバージンオリーブオイルのほのかな香りに、ふわっとした空気感のあるライトな風味が口の中に広がります。
サルテッリは、節のような折り目がついているため、簡単に折れてとっても便利。グリーンサラダやシーザーサラダ、さらにはスープに砕いて振りかけることで、クルトンの代わりとして味にアクセントを加えることができますよ。
■グリッシーニがもたらす新たな発見
バレドーロ・グリッシーニに使われる小麦粉は、日本の薄力粉に似た、細かく挽かれた軟質小麦「タイプ0」を使用し、粘りが少なく小麦の香りが強いのが特徴です。
グリッシーニは、おやつ代わりにそのまま食べても美味しいですが、アイデア次第で何倍も楽しめる逸品ではないでしょうか。特に「ルスティチ」の小麦の素朴な味わいと、「サルテッリ」のお菓子のような軽快な食感という対照的な個性を持つ2種類は、それぞれの場面に合わせて使い分けることで、テーブルをより一層豊かにしてくれますよ。
・グラタン風にアレンジ!
余ったグリッシーニ「サルテッリ」に「生ハム」や「チーズ」などを重ねて焼くだけで、香ばしくてクリーミーなグラタン風料理の完成!
サルテッリの塩気と生ハムの旨味、チーズのまろやかさが絶妙に絡み合い、食感の変化も楽しめる一品になりますよ。
・アイスクリームとグリッシーニ
グリッシーニは塩気のある軽やかな食感が特徴ですが、実はアイスクリームとの意外な組み合わせも楽しめます。塩気がアイスクリームの甘さを引き立て、クセになる味わいに。
■グリッシーニの正しい食べ方
グリッシーニを食べる際のマナーとしては、「手で折って食べる」のが正解。日本だとついポッキーのように、そのままかじって食べてしまいがちですが、正式な場ではNG。
なぜならグリッシーニはパンの一種であるため、食べやすい大きさに手で折ってから楽しむのがエチケットです。自宅でならOKでも、外食でフランスパンをそのままかじりませんよね。おしゃれな食卓では、ぜひこの方法でエレガントに召し上がってみてください!
■おわりに
わずか200円強で購入できる手頃な価格も大きな魅力。会食やパーティーの準備を進めている方、新しい食材に挑戦してみたい方は、この機会にぜひカルディで手に取ってみてはいかがでしょうか?
きっと、グリッシーニの美味しさが新たな発見となり、この小さなパンのスティックが、いつもの食事やおもてなしをワンランク上のものに変えてくれるはずです。新しい味わいを楽しみながら、年末年始の特別なひとときを心豊かにお過ごしください!