ほくほくの蒸かしたてがベスト!栽培から加工まで自社で行う「芋屋長兵衛」さんのいきなり団子でぽかぽかに
熊本県が誇る郷土菓子のひとつ、いきなり団子。身近でお取り扱いのあるお店はほとんど見かけないという方も、お取り寄せで手軽に購入できるようになったほか、百貨店などの物産展にて購入したことがあるという方もいらっしゃるかと思います。
かくいう私もそのひとり。
都内ではアンテナショップ等でも購入できますが、実演販売となるとこれまた話は別。昨年に引き続き今年も開催されている日本橋三越本館での催事「みつイモ!-三越サツマイモ祭り-」にて、いきなり団子の実演があると知り足を運びました。
今回は、熊本県にてさつまいもの栽培からいきなり団子などの商品への加工まで全て担う芋屋長兵衛さんの「いきなり団子」をご紹介。
芋の栽培は50年以上、いきなり団子作りは20年以上という芋屋長兵衛さん。おそらくその時により使用している品種は異なるのでしょうね、それもまた楽しみ。
今回はやや白っぽいさつまいも。太さもまさにこのために栽培されているのではというほどぴったりなサイズ感の輪切りです。
その上にのせているのは、北海道産小豆の粒餡。生地にあんこの水分がうつらないよう、また、しっかり包めるように硬めに練り上げられております。さらに北海道産の小麦粉に塩を加えた生地で包んでいくのですが、あっというまにどんどんまんまるなお団子が沢山並んでいきますね…!
シンプルな材料の生地ですので、冷めてしまうと固くなってしまいます。自宅ではぜひレンジで温めて。
ぷるん、とした潤いと艶が食欲をそそりますね!そしてこの状態でもふわふわっと漂うさつまいもの香り…。
もちもちっとした生地はやや粘り気もあり、塩気も相まって裾の生地とあんこだけの部分も十分なおやつ。そして、ほくほくっとした肉厚なさつまいももまた輝いていますね!すっきりとした甘さのさつまいもは、甘さから芋類特有の旨味のような味わいへと切り替わるタイミングが何度か噛みしめるとピンとくるかと。
水分量が少ないタイプのさつまいもとはいえ、ぱさぱさとした口当たりがないのはやはりたっぷりの蒸気で蒸かしていることと、やや厚めの生地で包んでいるところも秘訣でしょうか。
自宅でほかほかのいきなり団子を食べながら、熊本県の名湯である黒川温泉を思い浮かべて、身も心もぽかぽかになったおやつのひとときなのでした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
※今回は2024年11月13日(水)~11月18日(月)18時迄・日本橋三越本館 7階 催事場にて開催されている催事にて購入致しました。
<芋屋長兵衛>
公式サイト(外部リンク)
熊本県上益城郡益城町小谷1316-1
070-1593-1798
9時~17時