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子どもにネットを使わせるべき⁈『2ちゃんねる』元管理人ひろゆきさんの答えに、ぐうの音も出ない…

はるママ読書家

「子どもにインターネットを使わせるべき?」という問いかけへの、ひろゆきさんの答えがこちらです。

「僕が親なら、インターネットを使っても大丈夫な子どもに教育します」

そりゃそうですよね、納得。

私はコレを読んで、ぐうの音も出ませんでした(笑)

だって今の時代にインターネットは、なくてはならない存在。

全く関わりなく社会生活を送ること自体、不可能に近いのではないでしょうか?


だとしたら、使う使わないの問題じゃなくて、「インターネットとの上手な付きあい方」を子どもにどう教えられるのかを、親は考えたほうが良さそうです。

「だったら、どんな教育をしたらいいの?」って思いますよね

そのヒントをひろゆきさんは、著書「僕が親ならこう育てるね」に綴っています。


『2ちゃんねる』元管理人のひろゆきさんらしい独特かつ冷静な視点の判断基準は、ママ友との井戸端会議からは出てこない新鮮な発想に感じられて、楽しく一気読みした1冊です。

子どものインターネットとの関わり方で、私が特に重要だと思ったのはSNSの閲覧と発信について。

「閲覧」はOK「発信」はNGの線引きは親がする

インターネットを閲覧することと、自ら発信することは、全然違いますよね。

ひろゆきさんは、その線引きは親がするべきだと考えています。

無料で誰でも登録できてしまうSNSには、子どもをだまそうとする大人がウヨウヨいるのも事実。

そんな場所で無邪気に個人情報を発信してしまうのは、大変危険な行為です。

一人で子どもを旅行に行かせられますか?

「僕が親なら子どもが自分一人で判断して、なんとかやっていけると思えるレベルに育つまで『閲覧』のみに制限します」とひろゆきさん。

これは子どもを一人で旅行に行かせて大丈夫かどうかと同じことだそう。

ネット上に発信をすることが、そのくらい責任とリスクを伴うものなのだと、親も子どもも理解することが必要ですね。


問題が起きても自分一人で対処や解決ができるようになるまでは、SNSの情報は閲覧だけにして、発信するためのツールとしては使わせないのが賢明かもしれません。

娘を育てる母としては、子どもに「僕が親ならこう育てるね」を渡してみて、自分で読んで、書いてあることを理解できるのであれば、「発信OK」にしてもいいかなぁ、なんて思いました。


ハードル高いかしら?むしろ発信なんてしたくなくなるかもしれませんね(笑)

子どもにスマホはいつから持たせるか?

子どもを育てる親の関心は、この問いに集中してしまうことが多いように感じます。

ちなみにひろゆきさんは…

「親と子どもが困るようなことにならないなら何歳でもいい」

大人でも、SNS上で迷惑行為を拡散するような、おかしな使い方をする人がいます。年齢の問題だけではありませんね。

私は、「子どもにインターネット使わせるかどうか」は、「スマホをいつから与えるか」と同じ問題のように考えていたのですが、それではザックリし過ぎだったようです。


本書では他にも、「自宅学習はタブレットよりパソコンがいい理由」「子どもにネットのウソを見抜く方法を教える大切さ」など、子どもとインターネットの関わりについて、丁寧で率直な説明がされています。

「ひろゆきさんの子育て本には、どんなことが書いてあるんだろう?」と興味本位で手に取った1冊だったのですが、いま読んでおいて良かったと感じました。

また、インターネットのことだけではなく、「頑張りすぎない親になること」「勉強の向き合い方」などについても、「なるほど、たしかに!」と膝を打つことが沢山ありましたよ。(もちろんすべてに賛成できるわけではありませんが…)


育児や教育の専門家ではない、波乱万丈な人生を歩む「論破王」が書いた子育て本が、いま悩んでいる子どもや親たちを救うこともあるのでしょう。

本との出会いって不思議で面白いですね。これだから読書はやめられません。

【参考文献】「僕が親ならこう育てるね」
ひろゆき(西村博之)・著  扶桑社

いつも子育てお疲れ様です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

読書家

8歳娘と6歳息子の子育ての傍ら、趣味で年間100冊以上の本を読んでいます。今まで、読書によって救われたことが何度もありました。小さな気づきが、人生を大きく変えることってありますよね。私の「読書からの学び」を綴った記事が、あなたのお役に立つのなら、幸いです。この出会いに感謝しています。

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