利便性と安全性のダブル向上。スマートロックを今すぐ導入するべき3つの理由
スマートロックのある生活に慣れると、スマートロックのない生活には二度と戻れない。しかしまだまだスマートロックを導入していない家庭は多い。
マンション住まいであればオートロック対応などハードルが上がってしまうが、戸建てに住んでいるのであれば、スマートロックは導入したほうが良い。便利になるだけではなく、セキュリティ向上にも役立つ。その理由を3つ紹介する。
理由1:「置き換え」ではなく「併用」。従来の鍵としても使える
勘違いしている人もいるようだが、スマートロックを導入したからといって、これまで通りの物理鍵が使用不可能になるわけではない。むしろ従来の物理鍵を残したまま、iPhoneやApple Watch、指紋認証やカードなどを使って鍵が開閉可能になる、という仕組みだ。
スマートロック導入後も、いざという時のために物理鍵を持ち運ぶ人も多い。僕自身も常に物理鍵は必ずカバンの中に入れてある。スマートロックは物理鍵を「置き換える」ものではなく「併用」するものとして導入するものだ。
理由2:両手が塞がっていても鍵が開けられる!解錠が圧倒的に楽になる
物理鍵を置き換えるものではない、と言ったものの、実際はスマートロック導入後に物理鍵を使った記憶はほとんどない。スマートロックを使ったロック解除があまりにも簡単だからだ。
僕が自宅で使用しているSESAME5というスマートロックは、様々なロック解除方法に対応。使用頻度が最も高い方法はApple Watch。手首をかざすだけでロックが解除される。妻は指紋認証を使っている。
特にダブルロックであれば、なおさら便利。従来は2つの鍵をそれぞれ操作しなかったはずが、一度のロック解除で2つ同時に開いてくれる。
特に小さい子どもがいる家庭はスマートロックを重宝するだろう。買い物帰りで両手が塞がっている時でも、Apple Watchをかざせばすぐに解錠できる。急ぎの場合は玄関手前からiPhoneでロック解除すれば、子ども達はあたかもドアの鍵が掛かっていなかったような気持ちで家に入れる。
理由3:閉め忘れを防ぐ。ワンタッチでダブルロック施錠完了
スマートロックは解錠の便利さが注目されがちだが、導入することで施錠が便利になり安全性が向上する。
一度のロック解除でダブルドックをまとめて開けてくれるように、施錠する際もボタン1つでまとめてロックしてくれる。急いでいるときにワンタッチで鍵が閉められるのは本当に便利だ。
鍵の閉め忘れも、スマートロックがあれば対応できる。僕が使用しているSESAME5は、別途オープンセンサーというドアの開閉状況を把握できるアイテムを導入することで、「ドアが閉まっており一定時間が過ぎていれば施錠する」という設定が可能だ。
お陰様で閉め忘れはない。万が一閉め出されてしまっても、指紋を登録しているため簡単に解除できる。
さらにアプリを使えば鍵の開閉状況が確認できる。オープンセンサーを導入しなかったとしても、遠隔で鍵を閉めれば問題ない。
スマートロックは便利。導入も意外と簡単
スマートロックは複数のメーカーから登場しているが、基本的には工事不要。強力両面テープなどで取り付ける仕組みになっており、穴を開けたりするようなDIYは不要。
設置後の初期設定もそれほど難しくない。専用アプリに従えば、鍵のサムターンの位置調整などの初期設定を行えるはずだ。
僕が現在愛用しているスマートロックはSESAME5。使い勝手の良さや対応機能の充実も気に入っている理由だが、他社製品と比べて圧倒的に安い点が素晴らしい。スマートロック単体であれば約6,000円。指紋認証やApple Watchを使ったロック解除を可能にする指紋認証パッドと組み合わせても1.2万円以下に収まる。他社製品は1.5万円以上する。
スマートロックを導入する心理的ハードルを越え、スマートロックのある生活に慣れ、「なんでもっと早く導入しなかったんだろう」という思いが芽生えるまでがワンセット。スマートロックはいいぞ!未導入のみんな、こっちの世界においで!