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これ、駅の入口です。JR鶴見線「国道駅」は何度行ってもやっぱり楽しい

ぼっちのazumiさんマニアックひとり旅ライター

横浜を通る秘境線である「JR 鶴見線」。「鶴見線といえば国道駅」と思う人もたくさんいるかもしれません。そのくらい、今回ご紹介する「国道駅」は(都会の)秘境駅マニアには定番の駅と言えるでしょう。

(鶴見線の始発駅となる「鶴見駅」のこともこちらの記事にて紹介しましたので、ぜひご覧ください!)

なんの用もないのに、ただひたすらディストピア感に導かれてもう何度も訪れているこの駅。戦前から残る高架下の風景は、思わずシャッターを切りたくなります。

暗く、じめっとした空気が流れている
暗く、じめっとした空気が流れている

ホームとホームをつなぐ橋から眺める高架下は真っ暗だ
ホームとホームをつなぐ橋から眺める高架下は真っ暗だ

戦争中の銃弾痕が残っているのは有名
戦争中の銃弾痕が残っているのは有名

…と、ここまではよくある「レトロな国道駅の写真」。今回は隅々まで観察してきたので、国道駅のマニアックスポットを紹介していきます!

ホームの一寸先は闇

飲み込まれるような漆黒
飲み込まれるような漆黒

こちら、高架上のホームから高架下の改札へ降りるための階段です。

……暗すぎる!!!!

この日はよく晴れていて、高架上の国道駅ホームは暖かな陽気に包まれていました。そこから降りようとしたらこのギャップ。思わず足がすくんでしまいますね。果たしてホームが明るすぎるのか、高架下が暗すぎるのか……。

怖すぎるカラス除け

真っ暗な階段を降り、やっと目が慣れたところで……

ん?
ん?

んっっ!!!
んっっ!!!

こっわ!!!!

絶妙にリアルで、絶妙にほこりを被っていて、本物のカラスよりよっぽどぎょっとしてしまいました。地球外生命体がこっち見てるのかと思ったじゃん……。

まさかの共用トイレ

国道駅のトイレを利用する方、お気を付けください。ここのトイレ、男女分かれていません

※注※綺麗に清掃されたトイレですが、便器の画像が出ます

男性用
男性用

個室(男女兼用)
個室(男女兼用)

だれも入っていなくてよかった……。恐ろしくボロボロな床や壁とピカピカな便器のコントラストが激しすぎます。昭和は男女兼用トイレが当たり前だったのかなあ?

実はもう一つあった駅の入口(裏口)

通常、国道駅の出入口はアーチの両端にあります。

くぐり抜けた明るいところが出入口
くぐり抜けた明るいところが出入口

しかし、じつはこの高架下アーチの途中にも、出入口があるんです。

それがこちら。

人ひとり通れる抜け穴のよう
人ひとり通れる抜け穴のよう

初見で分かるかい(笑)!!!狭くて怖いですが、通り抜けてみましょう。

トタンと梯子に挟まれる
トタンと梯子に挟まれる

謎のカタツムリの落書き
謎のカタツムリの落書き

通り抜けました。

サムネイルにした画像
サムネイルにした画像

通り抜けた先は住宅街でした。

ここから出ると、家と家の間に間違えて出てきてしまったようで、恥ずかしい気持ちになれます。人生で5回くらい国道駅に行っていますが、裏口は初めて行きました。

そんなに大きな駅ではないのですが、やっぱりここは行けば行くほど味のある、スルメのような駅ですね。これからもきっと、ノスタルジックな気持ちになりたいとき、ゾッとした気分になりたいとき、国道駅を訪れることでしょう。

鶴見線探訪はまだまだ続きます。

マニアックなスポットへの散歩や旅に興味のある方は、ぜひフォローしてくださると嬉しいです!ではまた次の旅で。

マニアックひとり旅ライター

ひとり旅、ひとり散歩が好きなライターです。観光ガイドに乗っていないような裏スポットや、日常では通り過ぎてしまうようなニッチな場所によく出没します。「知らなかった、自分も行ってみたい」と思ってもらえるような情報をお届けします!

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