あっさりだけど深みのある旨味!今では貴重な木灰そば【那覇市】
沖縄で「そば」と言ったら、ほぼ100%「沖縄そば」を指すと言っても言い過ぎではないでしょう。
コンビニより多いかも?と思うくらい沖縄そばのお店がありますが、味わいがどれも違っています。私は沖縄県民に”推しの沖縄そば屋”を聞くのが好きなのですが、それぞれに推しの沖縄そば屋さんがあって滅多に被ることがないのも面白いです。
今日は小禄にある「木灰そば とらや」にお邪魔してきました。
「木灰そば とらや」はこんなお店
看板の「木灰そば とらや」の「木灰そば」は「もくはいそば」や「もっかいそば」と読みます。
沖縄そばは蕎麦粉は使わずに小麦粉と塩、かん水で作られています。戦前は、かん水の代わりに木灰が使われていました。木灰はガジュマルやデイゴなどの硬い樹木を燃やして灰を作り、水に灰を入れてできた上澄み液を使って麺を作られていました。今では、かん水が簡単に入手できるようになったので木灰を使っているお店は少ないのだそうです。
「木灰そば とらや」は今でも木灰を使って店内で麺を作っているので「木灰そば とらや」の名前なのです。
「木灰そば とらや」の店内の様子
ドアを開けて店内に入るとコの字型にカウンター席があります。私がお邪魔したのはお昼休みも終わっておやつの時間でしたが、店内にはお客様が数組いらっしゃったので人気のほどがわかります。
店内に入ると正面に券売機がありますので食券を購入します。
メニューはこちらです。
私は本ソーキそば(中)ときんぴらごぼうのせご飯を選びました。
スタッフさんに食券を渡すと「麺は中細麺と平麺のどちらがいいですか?」と言われたので、中細麺をお願いしました。
カウンター席に座りました。
あっという間に沖縄そばが運ばれてきました。早い。
本ソーキそばのソーキは別皿になっています。スープにソーキの味が移りすぎないのがいいなと思いました。
スープはカツオと豚で作られていますがカツオの割合が多いので、あっさりしていますが深みのある旨味です。
好きなタイミングで本ソーキをそばの上に乗せて食べます。骨が付いていますがしっかり丁寧に煮込まれているので骨からスルッと身がはがれます。
途中でコーレーグースを少し加えて味変を楽しみました。
きんぴらごぼうのせご飯は名前の通り、たっぷりたっぷりきんぴらごぼうが乗っています。沖縄そばのスープと違ってしっかり目の味付けで甘すぎないところが好きです。
私の生活圏からはちょっと離れているのですが、定期的に補充したくなる味です。
少人数で是非どうぞ。
「木灰そば とらや」の基本情報
住所:沖縄県那覇市赤嶺1丁目5−14 金城ビル 1F
TEL:098-858-2077
営業時間:11:00~16:30
定休日:火曜日
駐車場:あり
下記の案内図を見てください。
駐車場はこんな感じです。