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高音質ポータブルアンプ兼BluetoothレシーバーFiiO BTR7のレビュー

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高音質のポータブルアンプ兼Bluetoothレシーバー、FiiO BTR7のレビュー。

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ホントはポタアン

FiiOのBTR7は本来はUSB接続のハイレゾ対応高音質ポータブルアンプ、というジャンルの製品です。本格的なオーディオグレードの製品です。ただ、接続手段としてBluetoothもカバーしている関係上、Bluetoothレシーバーとしても利用できます。

出典:https://www.fiio.jp/products/btr7/

本体にマイクを内蔵していますのでハンズフリー通話もOK。

オーディオ的にはかなり力が入った製品で、ミドルクラスのデジタルオーディオプレイヤーに匹敵する音が出ます。著者はこれがあればポータブルオーディオはゴールしたことにしていいや、と思ったガジェットですね。

スペック・外観

本体サイズはDAPよりは小さいですが単なるBluetoothレシーバーとしてはかなりゴツく重い作りです。カッチリした金属筐体ですごく高級感はあります。

サイズは83.6mm x 39.6mm x 14.6mm。重量は68gあります。内蔵バッテリーは880mAh容量がありますが、パワフルなアンプが入っていたり音質重視のパーツを使っている関係でバッテリー駆動時間は公称8時間程度。

USB接続だと32bit/384kHzのハイレゾ音源や11.2MHzのDSD音源のネイティブ再生が出来ます。Bluetoothは5.1対応で、コーデックはLDAC、apt X HDのほか、最新のapt X Adaptiveにも対応します。

通常の3.5mmのステレオイヤフォンだけでなく、4.4mm 5極のバランス接続にも対応します。

音質

オーディオは上を見るとキリはないので比較が難しいのですが、スマホの再生とはレベルが違う素晴らしい音が出てきます。すごく線が太くパワフルな音です。重低音まで芯が通った、音の屋台骨がしっかりしているバランスですので、どっしり安定した安心して聴ける音になっています。

耳には良くないのですがどんどんボリュームを上げたくなる音です。いい音なので多少ボリュームを上げたところで全然「五月蠅くなりません」。この辺りが良いオーディオ、良い音の分りやすい見分けポイントになるかもしれませんね。

キチンとした音楽にひたりたいなら、出かける際にも荷物を一つ増やす気になる製品だと思います。

バッテリー持ちなど

すごくパワフルな分、バッテリーの持ちはその容量を考えれば微妙と言えるかもしれません。連続再生でカタログスペックの8時間はちょっとキツイでしょう。実質6時間程度ではないでしょうか。本体、多少熱も持つぐらいのパワーですし。

まあ、USB Type-Cコネクタから充電しながら動かすことも出来ますから、モバイルバッテリーなどで稼働時間を伸ばす手もあるでしょう。

Bluetoothレシーバーとしてはどう?

本体内蔵のマイクの感度などにも問題はなく、遅延もほとんど気になりません。スマホと繋いでの通話も全く問題なく行えます。通話の音声もそれなりに高音質で聞こえますので、聞き取りやすいメリットはあるかもしれません。

音楽を楽しんでいる際の通話の割り込みでも操作などに問題は感じませんでした。

DAPで音楽を聴いているときにスマホに着信するよりも、ずっとスムーズに対応できるのはこの機材の大きなメリットでしょう。

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