山川穂高の1試合に満塁本塁打2本はNPB史上3人目。MLBでは何人が記録しているのか
4月13日、山川穂高(福岡ソフトバンク・ホークス)は、満塁の場面で3度打席に立ち、5回表(無死満塁)は三振を喫したものの、6回表(1死満塁)と8回表(無死満塁)にホームランを打った。
1試合に満塁本塁打2本は、1951年10月5日の飯島滋弥と2006年4月30日の二岡智宏に続く、日本プロ野球3人目。二岡と山川は、2打席連続だ。飯島と二岡は、2本の満塁本塁打の他にも、その試合にホームランを1本打っている。
一方、メジャーリーグでは、1試合2本の満塁本塁打を、13人が記録している。
彼らのうち、2打席連続の満塁本塁打は、1999年4月23日に1イニング2本のフェルナンド・タティースら7人。満塁本塁打2本を含む3本塁打は、タティースから1ヵ月経たない5月10日に記録した、ノマー・ガルシアパーラら4人だ。
2003年7月29日のビル・ミラーは、このどちらにも当てはまる。1打席目にソロ本塁打、4打席目と5打席目に満塁本塁打を打った。3本のホームランは、それぞれ、左打席、右打席、左打席から。1試合に左右の両打席で満塁本塁打は、他にはいない。ミラー以外の12人は、右打者が9人と左打者が3人だ。日本プロ野球の3人のなかには、スイッチ・ヒッターだけでなく、左打者もいない。
また、トニー・クロニンジャーは投手だ。1966年7月3日は、9イニング3失点。1打席目と3打席目の満塁本塁打に加え、5打席目にシングル・ヒットで走者1人を生還させ、計9打点を挙げた。クロニンジャーは、この前月の16日も、9イニングを投げ(1失点)、2本のホームランを打っている。こちらは、3ラン本塁打と2ラン本塁打だった。