2027年で蛍光灯は製造禁止!どうしたらいい?
11月3日に行われた「水銀に関する水俣条約」にて、直管蛍光灯製造と輸出入を2027年末までに禁止することが決まりました。
今回は蛍光灯が製造禁止になった後、どうしたらいいのかを解説していきます。
なぜ禁止になったのか
蛍光灯に使われる水銀は水俣病と呼ばれる病気の原因になると言われています。水俣病は工場などの排出水に含まれるメチル水銀化合物を吸収した魚を人間が食べることによって起こった神経疾患です。
「水銀に関する水俣条約」は現在では147の国と地域が加盟しています。
水銀の使用を規制する条約で、今回蛍光灯の製造や輸出入が禁止になります。
もう買えなくなるの?
2027年末を過ぎても、すでに生産している在庫の販売は可能なので、しばらくは残ると思います。
しかし、現在でも蛍光灯を製造しているメーカーは現在2社のみで、多くのメーカーがすでに製造を中止しています。
購入できなくなるのは時間の問題です。
対処方法は2パターン
蛍光灯がなくなってしまった場合の対処方法は2パターンあります。
直管型のLEDを購入する
直管蛍光灯と同じように使えるLEDの電気で、蛍光灯を使用していた器具に取り付けて使うことができます。
ただし、機種によっては対応しないものも多く、工事をしないと使えない場合もあります。
また、大手メーカーでは照明器具自体の買い替えを推進しているため、そもそも商品数が少なく取扱をしている店舗も限られています。
購入するのは大変で、使えないかもしれないリスクはありますが、今まで使っていた照明器具をそのまま使うことができます。
照明器具ごと買い替え
蛍光灯を使用する照明器具は2020年前後に、ほぼすべてのメーカーが製造を中止しました。
現状では蛍光灯が使用できる照明器具はほぼ買えずに、LEDが埋め込まれた照明器具が主流となっています。
結局のところ、照明器具ごと買い換えるのがおすすめです。
蛍光灯に比べて電気代が安くなりますし、調光調色機能がついているので、明るさや色味を自由に買えられます。
無理に蛍光灯の照明器具を使い続けても数年しないうちに蛍光灯は購入が困難になるので、電気代などの観点から買い替えてしまうのもおすすめです!
ということで今回は蛍光灯が購入できなくなった時にできる対処法を紹介いたしました!
LEDは高いイメージがありましたが、昔に比べるとかなり下がっているので、家電量販店などに行った際にはチェックしてみてください!