【八千代市】全国でも初?! 八千代市福祉協議会、ふくろうFMにて週2回地域密着「市民が主役のラジオ」
「八千代市社会福祉協議会」(通称:社協(しゃきょう))をご存知でしょうか? 名前は聞いたことがあっても、具体的にどんな活動をしているのかよくわからない方も多いかもしれません。社協は、地域福祉の推進や福祉サービスの提供、相談支援、研修や啓発活動など、さまざまな分野で市民の生活を支える活動を行っている団体です。まさに、八千代市民にとって「頼れる市民の味方」と言える存在です。
そんな八千代市社協が、新たな情報発信の手段として「FMふくろう」でラジオ放送を始めました。このラジオ放送では、地域の福祉活動やイベント情報、健康に関するアドバイス、ボランティア活動の紹介など、幅広いテーマを取り上げています。
社協の担当者によると、「社協がラジオ放送を行っている事例は全国でもいくつかありますが、週に2回放送するのは八千代市のラジオが初めてではないでしょうか」とのこと。全国初の取り組みとして注目されています。
初回の放送は2024年7月2日にスタートし、1ヶ月ほど経った頃に収録の様子を見に行きました。場所はイオンモール八千代緑が丘のローズ広場に設置された「ふくローズstudio」。
ここで毎週火曜日と木曜日に生放送が行われています。火曜日は「しっかり者チーム」、木曜日は「ざっくばらんチーム」というメンバー構成で、それぞれ異なる雰囲気で番組が進行されているようです。この日は木曜日の放送で、ざっくばらんチームのパーソナリティである八巻さん(女性)と新井さん(男性)が登場。「脱線トークが売りです!」だそうですよ!
放送中には、新井さんがどのようにして社会福祉の道を志すようになったのか、そのきっかけについて聞くことができました。新井さんが福祉の道に進む契機となったのは、学生時代に出会った八千代市在住の男性、森山さんとの交流です。森山さんは事故により全盲となったのですが、この出会いを通じて新井さんは障害者への理解を深め、偏見をなくす重要性を学んだそうです。
ボランティア活動を始めた新井さんは、八千代市社協のボランティアセンターに登録し、ガイドボランティアとして森山さんと一緒に尾瀬を訪れる機会がありました。その時、森山さんに缶コーヒーを渡そうとプルタブを開けた新井さん。
しかし、森山さんは「自分でできることを他人にやってもらう不便さ」と「自立の重要性」を強調しました。新井さんはその時のことを振り返り、相手の立場に立って考えることの大切さを学んだと話していました。
放送中にはブースの外に集まる観覧客も増え、アマチュア無線が趣味で南極の昭和基地とも交信したことがあるというお父さんが手を振っていました。
また、船橋から自転車で訪れた常連リスナーのダンディなお父さんはこれまでに1,000曲以上のリクエストをしており「ラジオは人生に欠かせない存在だ」と語ってくれました。
この日は、森山さんの奥様や新井さんの元上司もラジオを聞きに来ており、社協のラジオ放送が「フレンドリーで親しみやすい社協」のイメージを広めていくきっかけになることを感じさせました。今後もさまざまなゲストを迎え、八千代市の新たな一面を紹介する番組になっていくようです。
ラジオの周波数は85.8MHz FMふくろう。放送時間は毎週火曜日と木曜日の午前14時から15時まで。リクエストや質問も受け付けており、放送中に紹介してもらえるかもしれません! 「市民の皆さんのご参加とご視聴をお待ちしています!」との事でしたのでぜひ一度、お耳を傾けてみてくださいね。ネットでも聴けますよ〜(リンクを開いたら「▷」をポチっとしてください)♪
◆市民が主役のラジオ◆
放送日時:毎週火曜日と木曜日の14時〜15時
場所:イオンモール八千代緑が丘店内のサテライトスタジオ『ふくローズstudio』
住所:八千代市緑が丘2丁目1−3
サイマル放送 https://296.fm/ でもお聴きいただけます。